今回は『RAVPower RP-PB055(new version)』をレビューしていきます!
iPhone11を約7台分も満充電することができる大容量ポータブル電源。
まずはザックリと使用感をまとめると・・
- 大容量&急速充電で外出先でも安心。
- 家にいることが多く、外でもスマホくらいしか使用しないならオーバースペック。
- 搭載されている機能が多い分、重たい。
- 自動冷却&異常な接続時の警告機能も備わっているので安全。
このような感じでした。
なんといっても大容量で、USBだけでなくコンセントも使用することができるので充電できる機器の幅が広がりますね。

改良前のRP-PB055(27000mAh)より3000mAhも多いので、より長時間の充電が可能。
そんなポータブル電源を色々な電化製品で使用してみて正直にレビューしましたので、ぜひ参考にしていただけると嬉しいです!
RAVPower RP-PB055:開封・外観
バッテリーケースなどの付属品が複数あるので、開封から見ていきたいと思います。
フタを開けるといきなり大きなケースが登場しました。
外側はこういったケースでよくあるような、叩くとコンコンとなる硬めの素材です。
このままカバンに入れることもあるかと思うので、サイズを計測してみると…
幅広い横のサイズで約23cm。
バッテリーが入った状態で厚みは約6cmでした。
ファスナーを開けると、ポータブル電源本体や付属品が全て入っています。
ここからはバッテリーの外観・ケースの内側や、付属品を見ていきますね!
ポータブル電源本体の外観
指紋が付きづらく消えやすい、若干しっとりしたような質感のボディです。
中央にLEDインジケーターがあって、バッテリーの残量を8段階のライトで教えてくれます。
重量はピッタリ1kgでした。
(※0.1g単位で計測できる他の計測器を後日購入。1001gでした。)
正直、結構ズッシリきます。

側面には、PDやiSmartのUSB端子、充電残量を確認したり給電を開始する電源ボタン、AC出力コンセントを隠すカバーが付いています。
端子部分の英語がわかりづらいと思うのでザックリと説明しますね!
詳しい使用方法や電力については後ほどの「RP-PB055の性能」の項目でまとめていますので、是非ご覧ください。
カバーを開くとACコンセントが登場しました。
※ちなみにコンセントのカバーはパカパカとしてちゃんと閉まりませんが、中心部分をグッと押し込むことで空気が抜けて強く閉まります。
このコンセントのおかげでUSBに対応していないノートPCや、小型冷蔵庫などの電化製品なら充電することが可能になっているんですよね。
少し気になるところは、「※AC機器が接続されると、USBポートの充電は停止します」とAmazonの商品ページに記載がありましたが、どちらも普通に使えるんですよね。
使ってみると分かったのですが、「USBとACコンセントは同時に使えない」という意味ではなくて、「このバッテリー本体を充電中に、ACコンセントは使用できない」という構造なんだと思います。
そして他の側面には温度調節のファンが内蔵されています。
内部の温度が50℃に達すると、ファンが自動的に作動して適温を保とうとしてくれるので熱の心配はなさそうですね。
付属品:ケース&ケーブルで豪華
ケースの中に入っていた物を全て並べてみました。
- カスタマーサポートカード
- 取り扱い説明書(日本語あり)
- 両側がType-Cになっているケーブル
- ポータブル電源の本体
- キャリーポーチ
付属のケーブルが両側Type-Cのケーブルのみだったのでポータブル電源本体を充電するには、これに対応したアダプタを自分で持っているか、片側がUSBの物を使う必要があるのが少し気になりますが・・
まぁアダプタもRAVPowerの物で揃えてもらいたいということでしょう!
これら全ての物が入っていた良質なケースもありながら、キャリーポーチも入っているのは嬉しいですね~。
あと説明書も日本語に対応していて分かりやすかったので、これはきちんと読んでおいた方が良さそうです。
USBと同じようにACコンセントを挿し込むと「充電が開始しないな~」と思っちゃいますが、ACの出力は電源ボタンを3秒間長押しするということや、注意もしっかり記載してあります。
そして最後にキャリーポーチ。
通気性があって透けているシンプルなポーチで、口を絞ってもピッタリサイズなので使いやすいですね!
RAVPower RP-PB055:性能
まずはザッと商品説明に記載されていたスペックをまとめますね。
- バッテリ容量:30000mAh
- AC 出力:最大100W
- PD 入力:最大45W(本体の充電)
- PD 出力:最大60W
- iSmart1 出力:最大18W
- iSmart2 出力:最大12W
『PD』や『iSmart』って何ぞや? という方のためにもう一度説明も置いておきます。
複数のポートを同時に使用しない限り、スマホを充電する場合のメインはACコンセント・iSmart1になってくるのかなと思います。
ハイエンドスマホの「Mate20Pro」を付属のアダプタとケーブルで充電しましたが、
【左:ACコンセント】超急速充電
【右:iSmart1】急速充電
になりました。
残りのPD出力(付属品のケーブル使用)と、iSmart2は急速にならない普通の充電。

他の持っていない端末は公式のデータを参考にしていただきたいのですが
- Macbook Pro 15.6:1.1回充電
- iPad Pro 2018:2.5回充電
- iPhone 11 Pro Max:4.8回充電
- iPhone 11:6.7回充電
さすがの30000mAhで、1日使うには十分すぎるほどの大容量。
でもバッテリー本体は、0%から100%まで約3時間で充電できてしまうので超パワフルです。
いくらパワフルでも気を付けてほしいのですが、電気ケトル・ドライヤーのような電力が強すぎる物に使用すると、全てのLEDインジケーターが点滅して自動で遮断される機能も備わっているので安心でした。
ちなみに僕の使用しているヘアアイロンは『ゴオオォォ・・』と泣きながらもギリギリ温めてくれました。
RAVPower RP-PB055:使用感
普通に使用する分には急速充電で大容量、家に置いてあるだけでも緊急用の予備電力としても安心感を与えてくれる素晴らしいバッテリーですが・・
何と言っても、ACコンセントが不安定すぎる。
僕の使用しているコンセントの相性が悪いのか、使い方を間違っているのか分かりませんが、使用できない物が複数ありました。
ライトが見づらいですが、上記のGIF画像のように一分間ほどすると充電が勝手に終わってしまいます。
自分の試してみた限りだと、小型冷蔵庫・lenovoのノートPC・電気シェーバーの充電器は何回やってもダメでした。

そもそもがアダプタ経由でUSBだけを使うモノなのか? とも思いましたが、任天堂Switchのような充電器は使えてますし・・
小型冷蔵庫と互換性が高いという記載もあるので、使えるはずだとは思うのですが条件がちょっと分からないです。
ちなみに説明書には
- 電源ボタンを長押しして、AC出力が通電しますが、1分以上何も接続しない場合は、自動的に通電を中止します。
- バッテリー残量が低下、または、出力先の電力が入力先のより高い場合、充電は自動的に中止します。
という記載もあったので…いずれかに当てはまっているか、元々の相性だと考えています。

やっぱり気になる部分である「重さ」については、約1kgなので当然のように重いです。
ですが、それを気にさせないほどのバッテリー容量・熱を逃がす内蔵ファンのありがたみ。
付属ケースの収納感もちょうど良くて、少し遠出する時に持っていくと安心感がハンパない。
アダプタやコードが3セット分も収納できました。

コンセント部分だけが正直あやしいという感想ですが・・普通に使う分にはSwitchも充電されてスマホも超急速充電になっていたので、これからも使っていこうかなと思います。
RAVPower RP-PB055:レビューまとめ
- 外出先・災害時の備えにもバッチリの大容量バッテリー。
- 本体&アダプタ・コードが3セットも入るケース付き。
- 家にいることが多く、外でもスマホくらいしか使用しないなら正直オーバースペック。
- 重さは約1kgもあるが、複数の端子と熱を逃がすファンまで内蔵している。
いかがでしょうか!
大容量で急速充電対応。使える端子数も多くて、異常時には全ライト点滅で報告や温度を自動調節するファンが搭載されているポータブル電源。

もしもの時の備えや、旅行・ノマド生活のお供におすすめな『RAVPower RP-PB055(new version)』のレビューでした!




なんでもありのコメント欄