今回は『SoundPEATS Sonic』をレビューしていきます。
15時間の連続再生が可能でノイズキャンセリングも対応している完全ワイヤレスイヤホン。
優れた性能面だけではなくケースも含めると外出先でもフル充電2回分(35時間)といった驚異のバッテリー量でありながら、5,000円で購入できるというコスパの良さが特徴です。
特にワイヤレスの弱点である『動画視聴・ゲームプレイ時の音ズレ』にも強いイヤホンになっていました。
かなりのハイスペックということもありワンランク上の製品などと使用比較レビューをしましたので、ぜひ参考にしていただけると嬉しいです!
SoundPEATS Sonic:概要
製品名 | SoundPEATS Sonic |
サイズ | 長さ20.5 × 幅18.3 × 高さ27.2mm (イヤホン) |
重さ | 約6g (イヤホン片側) ・約47g (充電ケース) |
形式 | インイヤー |
形状 | カナル型 |
再生時間 | 約15時間 (イヤホン) |
充電時間 | 約1.5時間 (イヤホン) ・ 約2時間 (充電ケース) |
防水性能 | IPX5(水しぶきはOK、水没はNG) |
バージョン | Bluetooth 5.2 |
コーデック | SBC、 AAC、AptX Adaptive |
『SoundPEATS Sonic』は6mm径のダイナミックドライバー搭載で、音質が日本人の聴覚特製に合ったバランスの良いワイヤレスイヤホン。
「Qualcomm TrueWireless Mirroring」にも対応していて、左右どちらのイヤホンを使っても片側だけで使用することができるという構造になっています。
動画・ゲームで使っても音ズレが最小限に抑えられてるのがスゴイ。
付属品:Type-Cケーブルは短い
パッケージを開封して付属品などを確認していきます。(開封をスキップ)
- イヤホンケース
- 『SoundPEATS Sonic』本体
- カスタマーカード
- 取扱説明書
- Type-Cケーブル(23cm)
- イヤーピース2×2(大・小)
取扱説明書には日本語でペアリング・装着・操作方法が詳しく記載されてあります。
Type-Cケーブルも付属されていましたが長さは約23cm。
正直、かなり短かく使いづらいので、おまけくらいの感覚で良いかと思います。
そしてサイズの違うイヤホンピースが2セット×2個付いていました。
イヤホンに元々付いているのが中サイズになっていて、付属しているのは大・小サイズなので耳の形に合わせて付け替えることができますね。
外観:相場を無視した高クオリティ
ケース・イヤホン共に5000円で購入できるとは思えないほどの上質なデザイン。
ゴージャスなサーモンピンク色の部分は少しザラザラ・キラキラしている材質。
後ろ側に充電する場所が搭載されていて、端子は使いやすいType-Cになっていました。
ケースのサイズは小さめで、バッグやポケットなどにも収納がしやすいサイズ感です。
ただ外観はとても綺麗ですが、ケースの開け心地は少しだけ安っぽく感じました。
その分イヤホン本体の高級感・触り心地は素晴らしく、「価格を抑えられているのはイヤホンにコストを全力で注いだから?」と感じさせるほどのクオリティですね。
丸みを帯びている形状ですが、耳に入れてから少しひねるだけでピタッとハマるデザイン。
『S』のロゴマークが付いている三角形の部分がボタンになっていて、『左右のどちらのボタンを押すか』『何回ボタンを押すか』などで様々な機能を使用することができます。
- 再生/一時停止:ボタンを1回押す(左右のどちらでも可)※通話も同様
- 音量アップ:左を2回押す
- 音量ダウン:右を2回押す
- 曲送り:左を1.5秒長押し(通話拒否)
- 曲戻し:右を1.5秒長押し(通話拒否)
- ペアリング:ボタンを5秒ほど長押し。(次の項目で接続方法の解説あり)
- 音声アシスタント:右を3回押す(Siri・Google)
- ゲームモード:左を3回押す(ゲーム中の音ズレ軽減)
ケースから取り出すと同時に電源がオンになりますが、付かない場合は1.5秒長押しすることでオン。電源をオフにする場合は8秒間の長押しで切断することが可能。
イヤホンにゴチャっとボタンが付いておらず、1つに対して色々な押し方をするだけで多機能を実現させているのも素晴らしいですね。
ボタン操作は覚える必要があるけど、簡単だしすぐに慣れるよ。
ペアリング:取り出すだけで簡単接続
ワイヤレスイヤホンとデバイスをBluetooth接続する手順を説明します。
『SoundPEATS Sonic』はボタンを5秒ほど長押しすることでペアリングすることができますが、どの機器とも接続していない場合はケースからイヤホンを取り出すだけでペアリング待機状態になります。
接続したいデバイス側でBluetoothをオンにしてイヤホン名が表示されるのを確認。
端末によるかとは思いますが、通知画面が表示されるので『ペアリング』を押して接続完了です。
デバイスがペアリングされましたのでイヤホンケースに入れて接続を中断しても、ケースから取り出すだけで自動で再接続される状態となっています。
ペアリング待機中は右側のイヤホンが赤く点滅しますので、接続が間に合わなかった場合は冒頭で説明した『5秒の長押し』なども試してみてくださいね。
SoundPEATS Sonic:レビュー
率直な感想ですが、文句ナシに使いやすく1万円クラスのワイヤレスイヤホンとも充分戦えるほどの性能に感じました。
主に使用していて良かった部分をまとめると以下の4点。
- この価格帯ではトップクラスに音質が良い。
- シンプルにバッテリーが長時間持つ。(ケース込みで35時間)
- 動画・ゲームでの使用中に遅延をほぼ感じない。
- 切断後の再接続にかかる時間が1秒ほどなので快適。
高価なワイヤレスイヤホンでも動画視聴中に画面とのズレを感じることがありましたが、『SoundPEATS Sonic』の場合は全く気にならないレベルです。
左側のイヤホンを3回押すことで『ゲームモード(音ズレを最大限まで抑えるという機能)』がONになりますが、元々の性能で問題ないのであまり使うこともありませんでした。
音ゲーのプレイ動画をよくみてるからズレのなさを実感するね。
音質:同価格帯ではトップクラス
音質に関しては「この価格帯の中ではトップクラスに良い」ということを踏まえて1万円あたりのイヤホンと比較すると、少しメリハリが弱くシャリシャリしているように感じました。
「重低音を意識した響きが楽しめる」と公式の記載がありましたが、どちらかというと高音域の方が強めに出ていて中・低音は若干の滑らかさを感じさせる音圧かなと。
J-POPあたりで使用してみると全体的に滑らかで聴きやすく、ボーカルが少しだけ楽器に負けている印象。
そしてEDMやハードコアなどの高音・重低音が激しく鳴り響く曲だと特に最高で、このあたりの相性が良い音域だと価格が倍ほどのイヤホンとも十分戦える性能です。
曲による部分で難しいところでもありますが「一部の音でシャリシャリが強く聴こえる」ということもあれば、「この曲はどの音も綺麗に出てる!」といったようなバラつきも感じられました。
ただ基本的にはお値段以上! 高価格帯と比較してるだけです。
ノイズキャンセリングも良好
イヤホンを耳に装着した瞬間、かすかに外部の音が遮断され、ただ付けているだけで耳栓がわりになることはありませんが曲を流すと一気に他の音が聴こえなくなります。
もちろん曲の音量にもよりますが、話し声や物音がほぼ聴こえなくなるレベルなので、雑音防止や曲に集中するには十分の性能でした。
音量を調節するうえであまり音を大きくすると、今度は音漏れの原因にもなってしまうので注意が必要ですが…。
自分の使用環境だと、「一番耳に気持ちの良い大音量で聴いていると、電車で隣にいる人に音が漏れる」くらい。
そこから2・3ほどボリュームを落とすと、「雑音が耳に入らずに音漏れもしない」といった感覚で使うことができましたので、状況に合わせて調節することをおすすめします。
SoundPEATS Sonic:まとめ
- 5000円台ではトップクラスの音質。
- ケース込みで35時間使える驚異のバッテリー量。
- 動画・ゲームでの使用中に遅延をほぼ感じない。
- ボタンの反応・再接続が速い。
6mm径のダイナミックドライバー搭載で、音質が日本人の聴覚特製に合ったバランス良いワイヤレスイヤホン。
コスパ最強クラス。ゲームで遅延なく使えるのが特に快適!
『SoundPEATS Sonic』のレビューでした。
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