この記事では「静音性が高いキースイッチの解説」&「静音ゲーミングキーボード3選」をご紹介していきます!
キーボードを使うとなると、常につきまとうテーマ『打鍵音』
様々な種類・構造によって静音性が高いモノもありますが、今回は「ゲーミングキーボード」に絞って紹介します。

ということで記事をまとめると…
このような内容になっています。
結論からいうとゲーミングキーボードでは「完全に無音」レベルのモノはありませんので、音が鳴る前提で「静音性が高い」モノの紹介です。
「どういったスイッチの打鍵音がうるさいのか」なども解説しますので、ぜひ参考にしてもらえると嬉しいです!
静音性が高いキースイッチとは & 選び方
そもそも「静音性が高い」とは色々な考え方があると思いますが、無音に近いほど静かというのは難しいです。
キーを底まで叩いたり、弾ませるためにバネなどのパーツが使われているので、「カチカチ」といった音が鳴らないとしてもタイプ音自体はうるさくなりがち。

「ピンク軸」や、あまり採用されることはない「静電容量無接点」というスイッチの方が当然静かにはなりますが… ゲーミングキーボードでは珍しい&高額になります。

それを頭に入れたうえで、静音性の高いキースイッチを選ぶ際のポイントをまとめると…
このような内容になります。
上から順番に説明していきますね!
まずはキースイッチの形状を定める
ゲーミングキーボードでは様々なスイッチを選ぶことができますが、「静音性の高いスイッチ」となるとタイプが限られてきます。
この条件をふまえてタイプをザックリ分けると…
- メカニカル:それぞれが独立している軸になっていて、押し心地・重さなどを調節できる。
- メンブレン:一体型になっていて、細かい押し心地の調整はできないので安価。
こちらの2つに分類されます。
【関連記事】メカニカルキーボードの軸ってなに? 主な6種類の違いを解説。
今回の記事では「メカニカル」を主に紹介しているので、全てメカニカルスイッチのキーボードを紹介していますが・・
メンブレンスイッチも静音性がかなり高いので、「安っぽさ」や「押し心地を選ぶことができない構造」といった部分も問題ないよ~という人は検討するのも全然アリです。(↓メンブレン多めに紹介)
そのスイッチの中でタイプを決める
ここからはさらに深掘りして、静音性を求めるうえで重要な要素である「メカニカルスイッチ」にはどんな種類があるのかというと・・
- リニア(クリック感がなく滑らか)
- タクタイル(少しクリック感がある)
- クリッキー(クリック感がしっかりとある)
本当にザックリと分類すると、上記の3タイプに分けられます。
特徴を見て気が付くかもしれませんが、もちろんクリック感があると音は大きくなりがち。



なので基本的に静音性を求めるとリニアタイプから選ぶことになりますが… 静音性があり、ゲーム・普段使いもできる『赤軸』はかなり万能なスイッチです。
リニアタイプの中でも静音レベルは違う
例ですが「赤軸」といってもメーカーごとに出している独自のキースイッチや、キーボード本体の材質や構造でも静音性にかなりの違いがあります。
全く同じスイッチでもキーボード本体側の工夫で、押し心地・音が変わったりするので深すぎる部分でもあるのですが。。
キースイッチの種類だけで決めつけるのではなく、キーボード丸ごとの性能で判断すると選びやすいですね。
やっぱりレビューなどを参考にすると分かりやすいと思うので、この記事で紹介してるキーボードも単体のレビュー記事・打鍵音の動画も添えてあります。
静音赤軸(ピンク軸)のキーボードは、もちろん静かだけど…
リニアタイプである『ピンク軸』は静かさに特化したスイッチですが、ゲーミングキーボードとしては採用されないことが多いです。
今回の3選には入れていませんが『Ducky One 2 Mini(ふもっふのおみせ)』というゲーミングキーボードだとピンク軸も選択することができたりと、かな~り人気があったりします!(リンク先でピンク軸が選べない場合は欠品中)

でもピンク軸は「少し疲れる?」などと言われたりしているので、おもりを乗せて実験したり、タイプ動画など撮ってみた記事もありますのでぜひぜひ。
静音性が高いゲーミングキーボード3選
それでは、様々なゲーミングキーボードを使用してきて静音性が高いと思ったモノを紹介していきます!
静音性の高いゲーミングキーボード3選
- HyperX Alloy Origins Core
コスパ良し・静音性ありの万能なキーボード。静かなだけじゃなくかなり滑らか。
- Logicool G913
多機能・高性能・超静音の薄型キーボード。有線か無線か、テンキーがありかなしか選べるのも強み。
- Corsair K65 RAPIDFIRE
1.2mmほど押し込むだけで入力される超反応。ゲームで”静かに勝てる”銀軸。
こちらの3種類をピックアップしました。
紹介しているキーボードは全て個別のレビュー記事があるので、「詳しく知りたい~」と思った方はぜひ別記事も参考にしてもらえると嬉しいです。
HyperX『Alloy Origins Core RGB』
HyperXの『Alloy Origins Core RGB』です。
LEDバックライトがめちゃくちゃ綺麗に光り、独自のキースイッチ『HyperX Red』が使用されているキーボード。
全ての音が静かというわけではないのですが、軸のパーツやバネなどの雑音が全く聞こえないほど滑らかなのが特徴です。
良くも悪くも滑らか過ぎるスイッチですが、心地いいカタカタという底打ち音だけが響いてめちゃくちゃ気持ち良い。。
「押すと下にストンと落ちる」なんて言われていますが、それより一言で「滑らか」と言った方が正しいかもしれません。

キーの押し心地もかなり軽く、反応も良いので何に使っても安定感のあるゲーミングキーボードです!
▼ HyperX Alloy Origins Coreのレビューはこちら
Logicool『G913』
Logicoolの『G913』です。
本体もキースイッチも薄型で、サイズも大きく迫力のあるキーボード。
かなり多機能・遅延なしのワイヤレスなどを搭載し、『GLリニア』というスイッチがとても薄く、静音性が高いのが特徴です。
感覚的には、少しキーが上に飛び出たノートパソコンを叩いているようなほどの薄さなので・・
「スイッチを押してる感」は少し物足りなく感じるかもしれませんが、使いやすさと静音性は抜群です。
叩くとバネの音がせずに、薄いスイッチを押すカシャカシャといった音だけが響きます。
ストローク(キーを押し込んだ底までの距離)も短く、連打・長押しなどの動作もしやすいのでゲームと相性の良いキーボードです!
- 有線になってもいいから安くしてほしいなら『Logicool G813』
- テンキーはいらなくてコンパクトがいいなら『Logicool G913 TKL(テンキーレス)』
などと、好みに合わせて選択できるのも人気の秘訣かなと思います。
Corsair『K65 RAPIDFIRE』
Corsairの『K65 RAPIDFIRE』です。
テンキーレスでありながらもメディアコントロールなどが搭載されていたりと多機能なキーボード。
キースイッチはリニアタイプの「銀軸」で、静音性がありつつ入力の反応がとても速くゲームと相性が良いのが特徴です。
他に紹介している2つのキーボードと比較すると、底打ち・バネ音が少し響きがちですが「静かなモノと比べると」うるさいくらい。
キーボード本体もLEDライトが綺麗に反射するアルミのボディですが、音が響きそうな質感ですしデザイン面を優先している部分もあるかもしれません。
入力速度は「Cherry MX Red」と比べると40%も速く入力できるとCorsair公式の記載もあるほどなので、多少の静音性を犠牲にしつつ機能性を求めるなら『K65 RAPIDFIRE』が最適。
スイッチが滑らかで反応も良く 静音性も高いので、そりゃ人気も出るよな~と感じさせてくれるゲーミングキーボードです!
▼ Corsair K65 RAPIDFIREのレビューはこちら
静音性が高いゲーミングキーボードまとめ
- 静音性を求めるならキースイッチ選びが重要。
- メカニカルスイッチの中でも静音性のあるリニアタイプが最適。
- 同じキースイッチでもキーボード本体の構造で、打鍵音・押し心地が変わってくる。
いかがでしょうか!
これからの時代 リモートでの作業が増えたりするかもしれませんが、そんな状況でも活躍すること間違いなしの静かなキーボード。

「静音性が高いキースイッチの解説」&「静音ゲーミングキーボード3選」の紹介でした。
今回紹介したゲーミングキーボードまとめ
- HyperX Alloy Origins Core
コスパ良し・静音性ありの万能なキーボード。静かなだけじゃなくかなり滑らか。
- Logicool G913
多機能・高性能・超静音の薄型キーボード。有線か無線か、テンキーがありかなしか選べるのも強み。
- Corsair K65 RAPIDFIRE
1.2mmほど押し込むだけで入力される超反応。ゲームで”静かに勝てる”銀軸。
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