この記事では「茶軸と赤軸 どっちがいい?」という内容について解説していきます。
茶軸・赤軸ともシンプルで使いやすいので、ゲーミングキーボードなどを選ぶときにどっちのスイッチにした方が良いのか悩みますよね…。
結論:特にこだわりがないなら赤軸を選ぼう。
赤軸をゴリ押しして買わせたいわけでもありませんし…単純にクセのない赤軸より、茶軸の押し心地、打鍵音の大きさで失敗するリスクの方が高く感じるという話です。

もちろん茶軸派の意見も分かりますし好みは人それぞれではありますが、今回は内容を以下の3点にまとめてみました。
上記のような内容で、両スイッチの特徴を確認しながら「なぜ赤軸を選んだ方がいいのか」という理由について解説していきます。
ぜひ自分に合ったキーボード選びの参考にしていただけると嬉しいです!
茶軸・赤軸 どっち?【赤軸の特徴】

- クリック感がなく滑らか。
- 長時間の使用でも疲れにくい。
- 止まりがなく軽いタッチでも反応するので誤入力をしやすい。
基本的に滑らかで使いやすい赤軸。
キーを底まで叩いても余計な感触や音がしないので好みが分かれる軸でもありますね。

- リニアタイプ
- 押下圧:45g
- 作動点:2mm
- キーストローク:4mm
- 耐久性:5,000万回
上記の画像の通りに、何も引っ掛かりがなく底まで叩くことができます。
滑らかに底までストンと落ちるイメージ。

かなり押しやすいので、普段使いやゲームのどちらにも使える万能なスイッチです。
さらに同じ赤軸でもメーカーやタイプごとに滑らかさの違いが結構あったりもしますが、嫌いと言われるような押し心地にはなりづらいと感じますね。

「静音性がある」とも言われていますが、それに関しては「メカニカルキーボードにしては静か」というだけだと思ってます。

赤軸を使っている動画も撮ってみたので載せておきます。
▼ GX Red スイッチ
▼ HyperX Red スイッチ
音が分かりやすいように少し強めに叩いてみました。
カチカチといったクリック感が全くないので、滑らかな押し心地が好きという方にピッタリの軸です!

茶軸・赤軸 どっち?【茶軸の特徴】

- 若干のクリック感があり重く感じる。
- 長時間の使用は疲れる可能性あり。
- 押す度に「コリッ」とする感覚。
「クリック感のある青軸」と「クリック感の全くない赤軸」の中間的なポジションだから初心者にピッタリなスイッチ!
…などと、よく言われている茶軸。

自分は意外と癖のある軸だと思ってます。
確かに中間的な軸かもしれませんが、悪く言えば中途半端なスイッチです。

- タクタイルタイプ
- 押下圧:55g
- 作動点:2mm
- キーストローク:4mm
- 耐久性:5,000万回
上記の画像のように、左のセンサー部が擦れるときに小さく弾んで見えるのが分かりますかね?
これが指に伝わって、極端に言うと「コリッ」「ブルッ」のような押し心地になります。

この感じは「茶軸感(タクタイル)」が好みの方にしか合わないかなと感じます。

使い心地は「青軸よりクリック感がない」と聞くと、軽めなイメージを持たれるかもしれませんが意外と重め(種類にもよる)
クリック感があるスイッチは基本的に「クリック部分」を超えるまで山があるので、「キーを押している感」が伝わります。
茶軸も打鍵音の確認動画を撮ってみました。
▼ GX Brown スイッチ
メジャーなものより少し特殊な軸ですが、タクタイル感の参考にしてもらえると嬉しいです。
ここまでの文章で『コリッ・ブルッ』のような感覚と分かったうえで「今キーを押したぞ!」ということをハッキリと指で感じられることが、メリットだと思える方に合うキースイッチだと思います。
(タクタイルタイプで括ると『Holy Panda』のような素晴らしいキースイッチなどもありますが、市販で入手しやすい “茶軸” の使用感。)

茶軸・赤軸 どっちかチェック

ここまで両方の特徴を確認して、どっちが良いと思いましたかね。
簡単にまとめるとこのような内容になります。
- 赤軸はクリック感がなく滑らか。
長時間の使用でも疲れにくい。 - 茶軸は若干の「コリッ」というクリック感。
長時間の使用だと少し重く感じて疲れやすい。
(※メーカー独自の工夫をされていて当てはまらないモノもありますが、広い範囲でスイッチを使用してきた所感です。)
本来なら「職場ならコチラ!」「ゲームならコチラ!」などとそれぞれの場面に合ったキースイッチを紹介したいところですが・・
どのシーンでも静かで使いやすく、平均的に万能なのが「赤軸」なんですよね。

茶軸(タクタイル)の構造上やっぱりクセが強く、打鍵音も少し大きめなので…
- 職場などでは少し使いづらい。
- 自宅・ゲームでも通話などの邪魔になりやすい。
といった問題がありがち。
市販のキーボードを購入すると、大体が『Cherry MX』のキースイッチだったりするので上記の使用感は当てはまると思います。
つまりは「茶軸の押し心地が好きだ!!」という愛のある方が使うスイッチかなと。
それ以外の人は特にこだわりがなければ、赤軸を選ぶのが無難な選択かと思います。
茶軸・赤軸 どっち?【まとめ】

- 赤軸はクリック感がなく滑らか。
- 茶軸は少し独特なクリック感。
- そのタクタイル感が好きなら茶軸。
- “特にこだわりがないなら” 赤軸を選べば間違いない。
『赤軸と青軸』のように特徴がハッキリしていると比較がしやすいのにとは思いましたが、『赤軸・茶軸どっちが良い?』という疑問をよく見かけたのでまとめてみました。
一応は「両方とも持ってないから買う前に調べとこ!」という方向けに書いたつもりですが、元々茶軸好きな人からしたら反感を買いそうな内容になってしまいましたねw
記事タイトルでも”こだわりがないなら“と書いているように、どっちか迷ってるならクセがない方がよくない?という話でした。(安くない買い物なので失敗を避けやすくすることを重視して)
「この記事を読んで赤軸を買ったけど茶軸の方が良かったよ!」という方には本当に申し訳なく思っていますが、正直こだわりが見つけられて良かったですね!とも思ってます。

この記事がキーボード選びの参考になれば嬉しいです。





なんでもありのコメント欄
コメント一覧 (7件)
実際使うと赤軸って使いにくいよ。
使う人をに選ぶから茶軸のほうがいいって言われてるんだよね。
ただあなたが赤軸が好きなだけだと思うよ。
わかります笑
この記事を読んで赤軸を使ってきましたが、茶軸に変えた時あまりの使いやすさに驚きました。
好みの問題なのにこんなに赤軸を推すのはいかがなものかと思います。
キーボードはPC-8801時代から、様々な機種、キー方式のものを何十と使ってきました。
メカニカルも一通り使ってきたのですが、好み的には茶軸になります。
私の場合、キーが押されたということを指先で認知しないとしっくりこないので、
ある程度のクリック感が必要なのです。(打ち間違った、押されてないが画面で認知するより先に指でわかるくらいがいいです。軽すぎるとわからない)
ただ、キーボードの使用感は感覚的なもの。
人によって手の大きさも違えば、筋力も違います。
個人の主観的な感覚は様々ゆえ、いろんなスイッチが淘汰されず、販売され続けてるのでしょう。だから、違いを紹介する程度なら良かったですが、VSとして、個人主観でこれがベスト、と決めつけると反感を持つ人がいるのかもしれませんね。
私?今は安いメンブレンのTK-FCM007です。メンブレンでもメカニカルに近い打鍵感。キーボードは価格、キー方式にとらわれずメーカーの機種毎1つづつ試すのがベストです。
長々とすみません。
茶軸のコリってメンブレンのゴムがペコッてなる瞬間の感覚に似てるんですよね。自分の指の感覚だとですが。そうすると、わざわざ一万、二万払うまでもないなって、そう思っちゃうんですよね。あくまで自分の感じ方ではですが。
個人的には動画の小指を立てるというカマっぽいタイピングフォームに突っ込みたい
桜花時は過ぎねど見る人の恋ふる盛りと今し散るらむ
コリッ ブルッ は草
茶軸に恨みでもあるんか