この記事では「メカニカルスイッチ茶軸の特徴」と「茶軸のゲーミングキーボードおすすめ3選」を紹介します。
押し始めに若干のクリック感があり、ブルッとするような押し心地の茶軸
少し独特な押し心地だけど万能タイプのキースイッチ。
記事の内容をまとめると、以下の2つになります。
様々なゲーミングキーボードと比較しながらまとめましたので、ぜひ参考にしていただけると嬉しいです!
茶軸のゲーミングキーボード:特徴の解説
まず青軸を知るうえで「メカニカルスイッチ」の種類を簡単にまとめると、以下の3タイプになります。
- リニア(クリック感がなく滑らか)
- タクタイル(少しクリック感がある)
- クリッキー(しっかりとしたクリック感)
茶軸はタクタイルタイプです。リニアタイプは常に滑らかにスイッチが動いてますが、以下の画像のようにタクタイルは若干の引っ掛かりがあるように見えるかと思います。
その小さな引っ掛かりが少し「ブルッ」とするようなクリック感を指に伝えて、茶軸感を生み出す構造になってるんです。
滑らかなスイッチは誤入力しやすいって人におすすめ。
打鍵音はクリック感があるといっても青軸ほどのハッキリとした音ではなく、シンプルに鈍く大きい音が響くといった感じ。(もちろん製品にもよりますが)
茶軸は「クリック感のある青軸・滑らかな赤軸の中間的なポジションだから万能なスイッチ!」という意見も見かけますが、意外と重くクセがあったりと独特なキースイッチでもあります。
茶軸のゲーミングキーボード:おすすめ3選
様々な製品を使用して、おすすめしたい茶軸のゲーミングキーボードを3種類に厳選しました。
茶軸のゲーミングキーボード おすすめ3選
- 『Logicool G PRO X』(金額は気にしないならコレ)
王道であり、まさに万能といったゲーミングキーボード。 - 『エレコム ゲーミングキーボード』(安めで茶軸を知りたいならコレ)
低価格なのにメカニカルスイッチ採用。コンパクトでもしっかり多機能。 - 『Razer BlackWidow Lite』(価格・打鍵感・音が全てバランスいい)
少し固めなクリック感のオレンジ軸が使いやすい。高級感もある良デザイン。
上から順番に紹介していきます!
(3つ目は茶軸ではなく「オレンジ軸」というキースイッチなのですが、茶軸と同じタクタイルタイプでぜひおすすめしたいと思ったのでチョイス。)
Logicool G PRO X(GX 茶軸)
Logicool Gの『PRO X』(茶軸)です。
独自のキースイッチGX Brown(茶軸)が採用されているコンパクトなゲーミングキーボード。
今回のレビューでは軸交換タイプのG PRO Xである『G-PKB-002』紹介していきますが、最初からGX茶軸が搭載されている『G-PKB-002LoL』というモデルもあります。(他にも『Logicool G512』など)
最初から茶軸が楽しめる付け替えタイプのG PRO Xがないという部分は気になりますが、GX茶軸が採用されているキーボード自体は複数あるので我慢。
打鍵音と使用感を確認するために音ゲーのプレイ動画も撮影してみました。
よく出回っているCherry MXの茶軸と比べると、打鍵音の静かさ・反応速度・耐久性は良くなったけど、少し重くなって茶軸感が強まったような押し心地ですかね。
もちろん茶軸なんだけど、ちょっと別のスイッチみたいな感覚。
GX軸の他2種類が軽めの押し心地だったので、使ってみて茶軸だけ「ガリッガリッ」のような重い打鍵感だったのには驚きましたが、これはこれで結構ハマりました。
それって褒めてるの?と思うかもしれませんが、茶軸が気になるなら合うはず。
軸の付け替えが面倒なら元から搭載されているモデルを選択するのも良いですし、もちろん付け替えタイプのデフォルトである『GX青軸』も使いやすいので倍楽しめちゃいます。
▼ G PRO Xのレビューはこちら
エレコム ゲーミングキーボード
『エレコム』のゲーミングキーボードです。
大手メーカーELECOMから販売されているゲーミングキーボード。お手頃な価格にもかかわらず、メカニカルスイッチの採用・全キーの同時押しなどが可能でゲームにもバッチリなのが特徴です。
少し意外だけどエレコムはゲーミングデバイスも出してるんだよね。
安っぽくないしっかりとした押し心地の茶軸でありつつ、指の滑り止めキーキャップもおまけで付いているので結構なお得感があります。
キースイッチは平均より少なめな5000万回の耐久性に、保証期間が6ヶ月という部分は若干不安に感じるかもしれませんがこの価格帯にしては十分。
LEDバックライトは赤茶色のみにしか光りませんが、様々な設定をすることが可能だったり。
備わっている機能・テンキーレスというサイズ感も含めて「とりあえず茶軸を使ってみたい」という人にはピッタリな良コスパのゲーミングキーボードです。
Razer BlackWidow Lite
Razerの『BlackWidow Lite』です。
本体カラーはブラックの物もありますが、LEDバックライトは白色のみで高級感のあるゲーミングキーボード。
軽重量・コンパクトなテンキーレスサイズに、Razer独自のキースイッチ「オレンジ軸」が採用されているのが特徴です。
茶軸じゃないけど、同じタクタイルタイプで押し心地は近い。
押し心地に関しては、キーの押したとき指にかかる圧力が45gになっていますが、他キースイッチと比較すると同じ圧でも重く感じます。
ですが早くタイプするほど気持ち良さが伝わる打鍵感があり、入力の反応も素晴らしい性能になっていました。
本体はフローティングデザインといって、平らなキーボード本体に対してキースイッチが飛び出たような構造になっているのでLEDライトがとても綺麗に反射します。
良くも悪くもUSBを挿し込み時に自動インストールされる専用ソフトウェアを使うことで、色までは変えられませんが光り方やマクロなども設定することができて便利。
サイズ・デザインやキースイッチも含め、ゲーマーにおすすめのゲーミングキーボードです。
▼ Razer BlackWidow Liteのレビューはこちら
茶軸のゲーミングキーボード:まとめ
- 少し「ブルッ」とするような押し心地の茶軸。
- メカニカルスイッチの中間的なポジション。
- 押し始めに引っ掛かりがあるが、反応速度は普通に良い。
青軸ほどのうるさい打鍵音は嫌で、赤軸ほどの誤入力しやすい滑らかさも嫌だという方におすすめの茶軸。
デスクトップPCを買った時に付いてくる、シンプルなメンブレンスイッチの押し心地を強めた打鍵感をイメージしていただければと思います。
絶妙な押し心地がクセになる。
「メカニカルスイッチ茶軸の特徴」と「茶軸のゲーミングキーボードおすすめ3選」の紹介でした。
茶軸のゲーミングキーボードおすすめ3選
- 『Logicool G PRO X』(金額は気にしないならコレ)
王道であり、まさに万能といったゲーミングキーボード。 - 『エレコム ゲーミングキーボード』(安めで茶軸を知りたいならコレ)
低価格なのにメカニカルスイッチ採用。コンパクトでもしっかり多機能。 - 『Razer BlackWidow Lite』(価格・打鍵感・音が全てバランスいい)
少し固めなクリック感のオレンジ軸が使いやすい。高級感もある良デザイン。
コメント
コメント一覧 (3件)
ご回答ありかとうございます。
ツクモとヨドバシ秋葉原店は割と実機が多いとよく聞きますので行ってみたいと思いますが、おっしゃる通り、アマゾン限定で茶軸というのもよく目にしますが、レビューもやはり赤か青軸の者が多く、茶軸勢は本当苦労しているかと思います…。
またそちらのロカット製ですが、日本語配列だと値段が跳ね上がるのが悩みどころです。
今のところコルセアのこちらに注目してます。
Corsair K70 RGB MK.2 MX Brown Keyboard -日本語キーボード
また茶軸と言っても赤軸でも感じたことですが、メーカーによって感触違うんですよね。
同じ赤軸でも茶軸に近い押し心地のメーカーもあったりしたので、それも迷ってしまう原因の一つなんです…。
とりあえず、教えて頂いた2店舗近い内に行ってみようかと思います!
初めまして。ゲーミングキーボードを店頭で色々実際に触ってみたら茶軸が結構しっくり来たので、色々なメーカーの茶軸を試そうと思いましたが、赤や青、緑、銀はありますが、やはりマイナーな軸なのかあまり茶軸は店頭に置いてないのですが、どこか茶軸の展示が豊富なお店ご存じでないでしょうか?
コルセアのボリュームコントロール付きでテンキー付きゲーミング(Corsair K70 RGB MK.2 MX Brown Keyboard -日本語キーボード)が機能的に気に入っているのですが、茶軸が触れる場所が無くて…。
また似たようなデザインでオススメありますでしょうか?
ご教授して頂けたら幸いです。
自分は失敗覚悟の通販派なので様々な実店舗を確認できているわけではありませんが、秋葉原のツクモeX(2階&地下)さんは触れる種類が豊富なイメージです。
茶軸が豊富な店は珍しいかと思いますので「赤や青軸が店頭に並んでいるもので、Amazonだと茶軸が選べるキーボード本体の使い心地を確かめておく」といった使い方がいいかもしれません。最近は感染対策などでそもそも触るのが難しいかもしれませんが…。
ボリュームコントロール、テンキー付きといった機能性ですと『ROCCAT VULCAN 122 AIMO RGB』が近いです。
タクタイル(茶軸)を選択すると日本語配列が選べなくなってしまいますが、本体色は選ぶことができますね。