今回レビューするのはキーボード『G PRO X』というより、そのキーボードに取り付けることができる『GX BROWN』という軸です。
デフォルトがクリッキータイプ(GX青軸)だけのキーボードなので、赤軸・茶軸を使いたいなら自分でカスタマイズするしかありません。
そんなわけで今回は全ての軸を『GX BROWN(茶軸)』に付け替えたので、その工程と使用感をレビューしたいと思います!

正直、今回のGX BROWNとこれまでのCherryMX茶軸を比べて、どちらも違う良さがあるのですが・・
みんなが茶軸に求めている「タクタイル感」はこれじゃなくない? と感じることがありました。

よく使用されている茶軸との違いなども含めて、率直な意見をレビューしますので是非ご覧ください!
GX BROWN タクタイル:特徴
よく使用されている、Cherry MX BROWN「茶軸」と比較しました。
軸 | MX BROWN | GX BROWN |
---|---|---|
タイプ | タクタイル | タクタイル |
作動点 | 2.0mm | 1.9mm |
キーストローク | 4.0mm | 4.0mm |
平均押下圧 | 55g | 50g |
耐久性 | 5000万回 | 7000万回 |

アクチュエーションポイントの差が0.1mmとなっていますが、確かにGX BROWNの方が浅く軽いタッチで入力が反映されるのが分かります。
押下圧はGX BROWNの方が軽くなっていますが、指に感じる圧はGXが重たく感じました。
耐久性はGXの方が2000万回も多いです。
短期間で確かめることはできませんが、GX軸の特徴として従来の軸より耐久力が高くなっているので安心して長く使うことができますね。

入力の反応・打鍵音のうるささ・耐久性が良くなったけど、少し重くなって茶軸感は弱まったって感じ!
次の工程では、GX BROWNを取り付けていきます!
GX BROWN タクタイル:スイッチ交換手順
次は軸を外す作業に入ります。
わざわざキートップも軸も外せる道具を付属でいただいているのですが 正直、使いづらいので元々持っていた道具を使いました。
硬めの道具を使うとヒョイヒョイ引き抜けます。
むりやり引き抜くのではなく、抜くためのスイッチのようなパーツがあるので、そこを強めに押しながら引きます。
サクサクと引き抜き終わりました!
こちらの作業も約10分ほど。
GX BROWN タクタイル:使用感
普段に茶軸のキーボードを使っていて、タクタイルの感じが好きな身からすると・・まず最初に感じたのが「重い」です。
【関連記事】軸って何? 6種類の違いを解説
タクタイルの立ち位置としては上記の記載のように、ほんの少しのクリック感と押したあとのスカスカ感が気持ちいいスイッチ。
・・という認識だったのですが、
重い赤軸のようなリニアタイプ(黒軸)で押し始めに何か引っかかりがあるなぁ~といった押し心地。
ただ一旦、普段使っている茶軸のことを忘れて新しい軸として使ってみると、さすがはゲーミングに特化した軸だなと感心した部分もありました。
重厚感があってクリック感も割としっかりしています。でも入力の反応が遅いことは全くなくて、入力したいタイミングでしっかりと反応してくれます。
あと正直、叩いた時にバネの音がかなり気になりますが、「打鍵音が静かな証で」という捉え方もできますね。。

「思っていた茶軸と違った。」とは思いましたが、普通にゲームなどでも使いやすいです。
細かい精度が求められたり、激しく連打する音ゲーで使用していてもパフォーマンス自体は最高でした。
少し重めのリニアタイプで、押し始めに少しクリック感が欲しいという方には唯一無二の素晴らしい軸なのではないでしょうか。
GX BROWN タクタイル:まとめ
- 打鍵感は意外と重い。
- カァ~ンとバネの音が聞こえやすい。
- 軸を付け替えることが出来るのが便利であり、面倒でもある。
- 入力の反応・打鍵音の静かさ・耐久性が良い。
こんな感じでしょうか!
茶軸のシャコシャコ感や軽いタッチを想像して使うと違いに驚きますが、GX Brown(茶軸)という別物だと割り切って使うと、独特でかなり良いスイッチだと感じました。

GX BROWN(タクタイル)のレビューでした。





なんでもありのコメント欄