茶軸のゲーミングキーボードおすすめ3選。メリット・特徴についても解説します。

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茶軸のゲーミングキーボード3選!絶妙な打鍵感が気持ち良いキースイッチ

茶軸のゲーミングキーボードおすすめ3選や、「茶軸のメリット・特徴」を紹介します。

押し始めに若干のクリック感があり、少し震えるような打鍵感だけんかんの茶軸(ちゃじく)。

押し始めに少しクリック感がある、万能タイプのキースイッチだね。

ということで、記事の内容をまとめると以下の3つ。

様々なゲーミングキーボードと比較しながらまとめましたので、ぜひ参考にしていただけると嬉しいです。

タップできるもくじ

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ゲーミングキーボード:茶軸の特徴

メカニカルスイッチの茶軸を並べた

まずは、メカニカルスイッチ「茶軸」の特徴をかんたんに紹介します。

茶軸はメカニカルスイッチの「タクタイルタイプ」。3タイプに分類した中では、中間レベルの打鍵感だけんかん・音量です。

  • クリッキー:クリック感がしっかりある(青軸など)
  • タクタイル:少しだけクリック感がある(茶軸など)
  • リニア:クリック感がなくストンと落ちる(赤軸・ピンク軸・銀軸・黒軸など)

滑らかな赤軸(リニア)と比較できるGIF画像を添えましたが、茶軸は「行き・帰り」に少しパーツがぶつかって弾んでいるのが分かりますかね?

動いているCHERRY_MX_BROWN
『茶軸』(タクタイル)
動いているCHERRY_MX_RED
出典:CHERRY MX


その小さな引っ掛かりがあることで、キーを叩くごとに毎回指が震えるような「茶軸感」が楽しめるんです。

グラフ化すると分かりやすいですが、茶軸は1.2mmほど押し込むと急に「10g」の重さが指にかかり、そこから0.2mmほど乗り越えると急に「15g」軽くなります。ブルッと。

出典:CHERRY MX
まっすぐ進む赤軸

だから「茶軸は押下圧55g!」ってビビらされるけど一瞬のことだよ。

そして打鍵音だけんおん青軸ほどのハッキリした音ではなく、シンプルに「小さなクリック音」が響くよ~というのが茶軸の特徴でした(もちろん製品にもよる)

茶軸は「カチカチする青軸、何もない赤軸の中間的なポジションだから万能なスイッチ」という意見を多く見かけますが、クリック感の「ある」と「ない」に中間なんてあるのだろうか……という疑問は常に残りますね。

次に解説する茶軸のメリットでも「クリック感のある青軸」と似ている部分は感じられますが、赤軸とは正反対のポジションに思えますよ。

メカニカルスイッチ:茶軸のメリットとは?

メカニカルスイッチ:茶軸のメリットとは?

茶軸キーボードのメリット・デメリットを紹介します。

メリットデメリット
誤入力がしづら
「押した」という感覚が分かりやすい
少し震える打鍵感が気持ちいい
初期キーボードから移行しやすい
叩く度に指へ振動が伝わる
打鍵音が少し大きい
長時間の使用は指が疲れる
静音リングの影響を受けづらい

基本は「弱めのクリック感があることで打鍵感が気持ちいい、誤入力が防ぎやすい」といったメリットが大きいですね。

学校・職場でよく常備されているキーボード(メンブレンスイッチ)と打鍵感が似ているので、いきなり茶軸のメカニカルキーボードを買って移行がしやすいのもメリット。

どっちも押し始めに「ストップ感」があるからね。

そしてデメリットは、キーを叩く度にその「ストップ感」が伝わるので、1文字打つごとに指を1回以上震わせてくれるところ。

ここまでの特徴でも説明しましたが、茶軸は押し始めから「40g → 55g → 40g → 60g」とジグザグに進みます。赤軸は30g → 60gと一直線。

出典:CHERRY MX
動いているCHERRY_MX_BROWN

滑らかにバウンドするわけでもなく、重い振動が伝わるので長時間の作業だと疲れを感じやすいです。もちろん、打鍵音も基本的にはリニアより大きめ。

静音リングでカバーしようにも、底打ち音を抑えたところで「スイッチ内部にあるクリック部分」とは関係ありません。個体差はありますが、どちらにせよリニアより効果は弱い。

Razer BlackWidow Liteに静音リングを付けた
基本的には1、2個付けられる

ただ、キーボードによってはリングを2個つけると打鍵音がかなり抑えられる場合もあるので、打鍵感がぐにっと重くなりますが付けないよりは良いです。

……ここまでのメリット・デメリットに納得できるならば、茶軸を強くおすすめします。

色々と言っておいてアレですが、キースイッチなんて数値ではなく「感じるもの」なので、触ったら普通に使いやすいですよ? 決して安くはない買い物なので、苦手な人にきちんと伝えたいだけである。

茶軸のゲーミングキーボード:おすすめ3選

茶軸のゲーミングキーボード:おすすめ3選

様々な製品を使用して、おすすめしたい茶軸のゲーミングキーボードを3種類に厳選しました。

茶軸のゲーミングキーボード おすすめ3選

  • Logicool G PRO X』:金額は気にしないならこれ
    王道であり、まさに万能といったゲーミングキーボード。
  • エレコム ECTK-G01UKBK』:安く茶軸を知りたいならこれ
    低価格なのにメカニカルスイッチ採用。コンパクトでもしっかり多機能。
  • Razer BlackWidow Lite』:価格・打鍵感・音のバランスを求めるならこれ
    少し固めなクリック感のオレンジ軸が使いやすい。高級感もある良デザイン。

上から順番に紹介していきます。

3つ目は茶軸ではなく「オレンジ軸」というキースイッチなのですが、茶軸と同じタクタイルタイプなのでチョイス。

Logicool G PRO X(GX 茶軸)

茶軸のゲーミングキーボード おすすめのLogicool G PRO X

Logicool G PRO X』です。独自のキースイッチGX Brown(茶軸)が採用されているコンパクトなゲーミングキーボード。

今回のレビューでは軸交換タイプのG PRO Xである『G-PKB-002』紹介していきますが、最初からGX茶軸が搭載されている『G-PKB-002LoL』という製品もあります(他にも『Logicool G512』など)。

茶軸のゲーミングキーボード おすすめのG PRO X茶軸

最初から茶軸が楽しめる付け替えタイプのG PRO Xがないという部分は気になりますが、GX茶軸が採用されているキーボード自体は複数あるので我慢。

打鍵音と使用感を確認するために音ゲーのプレイ動画も撮影してみました。

よく出回っているCherry MXの茶軸と比べると、打鍵音の静かさ・反応速度・耐久性は良くなったけど、少し重くなって「茶軸感」が強まったような押し心地ですかね。

もちろん茶軸なんだけど、ちょっと別のスイッチみたいな感覚。

GX軸の他2種類が「軽い押し心地」だったので、茶軸もかな~と思いながら使ってみると「ガリッガリッ」のような重い打鍵感。正直驚きましたが、これはこれで結構ハマりました。

「それって褒めてるの?」と思うかもしれませんが、茶軸が気になる人なら合うはず。

軸の付け替えが面倒なら元から搭載されているモデルを選択するのも良いですし、もちろん付け替えタイプのデフォルトである「GX青軸」も使いやすいので倍楽しめちゃいますよ。

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▼ 「Logicool G PRO X」のレビューはこちら

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エレコム ECTK-G01UKBK

【エレコム ECTK-G01UKBK レビュー】価格破壊だ!茶軸を安く楽しめるゲーミングキーボード。

エレコム(ECTK-G01UKBK)』。国内大手メーカーELECOMが出しているゲーミングキーボード。

お手頃な価格にもかかわらず、メカニカルスイッチ採用・全キーの同時押しが可能でゲームにもバッチリ使えるのが特徴です。

茶軸の中では、ほんの少し静か

安っぽくないしっかりとした押し心地の茶軸でありつつ、指の滑り止めキーキャップもおまけで付いているので結構お得感あり。

「エレコム ECTK-G01UKBK」のキースイッチ

高級キーボードの耐久値と比べると「約5000万回」の耐久が少なく感じたり、保証期間が6か月という部分は不安に感じるかもしれませんが、この価格帯にしては十分過ぎます。

LEDバックライトは赤色のみにしか光りませんが、様々な光り方は設定できたり。

ついでに打鍵音もチェックできる

備わっている機能・テンキーレスでデスクが広く使えるというサイズも含めて「とりあえず茶軸を使ってみたい」という人にはピッタリなゲーミングキーボードです。まさに良コスパ。

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▼ 「エレコム ECTK-G01UKBK」のレビューはこちら

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Razer BlackWidow Lite

Razer BlackWidow Lite レビュー

Razer BlackWidow Lite』です。本体カラーはブラックの物もありますが、LEDバックライトは白色のみで高級感のあるゲーミングキーボード。

軽重量・コンパクトなテンキーレスサイズに、Razer独自のキースイッチ「オレンジ軸」が採用されているのが特徴です。

Razer BlackWidow LiteのShiftキーを開けてオレンジ軸が見えた

正式には茶軸じゃないけど、同じタクタイルタイプで押し心地は近い。

押し心地はキーの押したとき指にかかる圧力が45gですが、45gの他キースイッチより重く感じます。

ですが早く叩くほど気持ち良さが伝わる打鍵感があって、反応速度も素晴らしい。

本体はフローティングデザインといって、平らなキーボード本体に対してキースイッチが飛び出たような構造になっているのでLEDライトがとても綺麗に反射します。

Razer BlackWidow Liteの光り方

(良くも悪くも)USB挿し込み時に自動インストールされる専用ソフトウェアを使うことで、光り方やマクロなども設定することができて便利。色は白固定ですが高級感がある。

サイズ・デザインやキースイッチも含め、ゲーマーにおすすめのゲーミングキーボードでした。

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▼ 「Razer BlackWidow Lite」のレビューはこちら

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茶軸のゲーミングキーボード:まとめ

茶軸のゲーミングキーボード3選!絶妙な打鍵感が気持ち良いキースイッチ
  • 「押した」という感覚が分かりやすく、誤入力もしづらい
  • 叩く度に指が震えて、長時間使うと疲れやすい
  • 打鍵音はリニアと比べたら大きいが、周りの迷惑になる大きさではない
  • 初期キーボードから茶軸へ移行がしやすい

とにかくあなたに「好きかも・嫌いかも」を判断していただくために、メリット・デメリットを尖らせてお届けしました。

今まで生きてきて、学校や職場にある「ぺこっぺこっ」という打鍵感のキーボード・メンブレンスイッチを叩いたことがあるとは思いますので(?)、それを上質でメカニカルにした感覚を想像してみてください。

茶軸の硬さにも色々なタイプがあるから気を付けてね。

茶軸のゲーミングキーボードおすすめ3選や、「茶軸の特徴・メリット」の解説でした。

茶軸のゲーミングキーボードおすすめ3選

  • Logicool G PRO X』:金額は気にしないならこれ
    王道であり、まさに万能といったゲーミングキーボード。
  • エレコム ECTK-G01UKBK』:安く茶軸を知りたいならこれ
    低価格なのにメカニカルスイッチ採用。コンパクトでもしっかり多機能。
  • Razer BlackWidow Lite』:価格・打鍵感・音のバランスを求めるならこれ
    少し固めなクリック感のオレンジ軸が使いやすい。高級感もある良デザイン。
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コメント

コメント一覧 (3件)

  • ご回答ありかとうございます。
    ツクモとヨドバシ秋葉原店は割と実機が多いとよく聞きますので行ってみたいと思いますが、おっしゃる通り、アマゾン限定で茶軸というのもよく目にしますが、レビューもやはり赤か青軸の者が多く、茶軸勢は本当苦労しているかと思います…。
    またそちらのロカット製ですが、日本語配列だと値段が跳ね上がるのが悩みどころです。

    今のところコルセアのこちらに注目してます。
    Corsair K70 RGB MK.2 MX Brown Keyboard -日本語キーボード

    また茶軸と言っても赤軸でも感じたことですが、メーカーによって感触違うんですよね。
    同じ赤軸でも茶軸に近い押し心地のメーカーもあったりしたので、それも迷ってしまう原因の一つなんです…。
    とりあえず、教えて頂いた2店舗近い内に行ってみようかと思います!

  • 初めまして。ゲーミングキーボードを店頭で色々実際に触ってみたら茶軸が結構しっくり来たので、色々なメーカーの茶軸を試そうと思いましたが、赤や青、緑、銀はありますが、やはりマイナーな軸なのかあまり茶軸は店頭に置いてないのですが、どこか茶軸の展示が豊富なお店ご存じでないでしょうか?

    コルセアのボリュームコントロール付きでテンキー付きゲーミング(Corsair K70 RGB MK.2 MX Brown Keyboard -日本語キーボード)が機能的に気に入っているのですが、茶軸が触れる場所が無くて…。
    また似たようなデザインでオススメありますでしょうか?

    ご教授して頂けたら幸いです。

    • 自分は失敗覚悟の通販派なので様々な実店舗を確認できているわけではありませんが、秋葉原のツクモeX(2階&地下)さんは触れる種類が豊富なイメージです。
      茶軸が豊富な店は珍しいかと思いますので「赤や青軸が店頭に並んでいるもので、Amazonだと茶軸が選べるキーボード本体の使い心地を確かめておく」といった使い方がいいかもしれません。最近は感染対策などでそもそも触るのが難しいかもしれませんが…。

      ボリュームコントロール、テンキー付きといった機能性ですと『ROCCAT VULCAN 122 AIMO RGB』が近いです。
      タクタイル(茶軸)を選択すると日本語配列が選べなくなってしまいますが、本体色は選ぶことができますね。

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