銀軸のゲーミングキーボードおすすめ3選。反応速度・アクチュエーションポイントについても解説します。

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銀軸のゲーミングキーボードおすすめ3選。反応速度が最強のキースイッチ

「メカニカルスイッチ 銀軸」の特徴や、銀軸のゲーミングキーボードおすすめ3選を紹介していきます。

メカニカルスイッチの中でもクリック感がなく。作動点(アクチュエーションポイント)がダントツで浅い銀軸。

約1mm押すだけで反応するから、スピード感のあるゲームにおすすめ。

ということで、記事の内容をまとめると以下の4つ。

様々なゲーミングキーボードと比較しながらまとめましたので、ぜひ参考にしていただけると嬉しいです。

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ゲーミングキーボード 銀軸の特徴

銀軸のゲーミングキーボード 特徴の解説

まずは、メカニカルスイッチ「銀軸」の特徴をかんたんに紹介します。

銀軸はメカニカルスイッチの「リニアタイプ」。3つに分類した中では打鍵感だけんかんが軽く、音も小さめです。

  • リニア:クリック感がなくストンと落ちる(銀軸・赤軸・ピンク軸・黒軸など)
  • タクタイル:少しだけクリック感がある(茶軸など)
  • クリッキー:クリック感がしっかりある(青軸など)

通称「Cherry MX Speed Silver」の名の通り、スピード(反応速度)に力を入れているキースイッチ。より誤入力のしやすい赤軸といった感じです。

両極端にある銀軸・青軸(クリッキー)のGIF画像を添えておきますが、シンプルに動きやパーツの違いが分かりますかね?

動いているCHERRY_MX_Speed
「銀軸」リニア
動いているCHERRY_MX_BLUE
「青軸」出典:CHERRY MX

定番のCHERRY MXスイッチで説明すると「銀軸はストンと下まで落ちる」と言うように、「30g」の圧力で押し始めて「70g」の底にたどり着くまでストレートに進みます(そして1.2mm、45g地点でキーが反応する)

そして青軸は「1.5mm」押し込んだ辺りで急に「+20g」もの重さが指にかかり、元に戻ります。それがカチカチとなる仕組みですね。

まっすぐ進む銀軸
青軸 出典:CHERRY MX

銀軸はそもそもの長さ(3,4mm)が短いから、グラフは途中まで。

そういったクリック部分がないので指がスムーズに動かせたり、長時間使っても疲れづらいスイッチだよ~というのが銀軸の特徴でした。

「銀軸はうるさい・疲れる」という方はキーの短さ、クッションのなさに対して強く叩きすぎかも。

Majestouch StingrayとコルセアK65を比較

ちなみに青軸などのクリック感は、キーを軽く触っただけで誤入力するのを防いでくれたり、「押したぞ」という感覚が分かりやすくなります。逆に銀軸はそこが弱い。

その分、押し始めに引っかかりもなく、次に説明する作動点(アクチュエーションポイント)が浅いので、早さを求めるゲームだと効果を発揮できるスイッチです。

銀軸はアクチュエーションポイントが浅い

メカニカルキーボードの軸一覧

メカニカルスイッチ「銀軸」の反応速度について解説します。

普通のキースイッチは押し込む時に「約2.0mm」下に押し込むと作動点(アクチュエーションポイント)に到達し、キーが反応するものです。

しかし、銀軸は作動点が「約1.0~1.2mm」に設定されています。

銀軸と赤軸の違い
銀軸:作動点1.2mm / 赤軸:作動点2.0mm

約1mmという作動点はとても浅く、ポンと軽く指を置いているだけでもキーが勝手に入力されてしまうレベルなので、普段使いの場合は注意や慣れが必要だったり。

それが良くも悪くも「銀軸らしさ」なのですが、ゲームで使う場合「あと0.1秒だけでもスキル起動が速かったら勝てたのに……」といったシーンで活躍してくれるメリットもあります。

だから「ゲームにおすすめ」ってよく言われてる。

そして当然ですが、銀軸を使うことでタイピングが速くなったり、指の動きが速くなるというわけではないです。

コルセアK65に50gの錘を乗せる

とは言っても、「浅めにキーを押し込むと入力される」ということは、「底まで押し込む必要がない」とも捉えられるので、工夫次第ではタイピングを速くすることも可能。

少しごまかしてゴチャッとキーを叩いている人は、ミスタッチをしないように意識が高まるとも考られるので、銀軸に慣れてタイピング精度を上げる~なんてこともできちゃうキースイッチです。

銀軸はうるさい?

銀軸を強めに叩いてみた

銀軸はメカニカルスイッチの中では、静かな部類に入ります。

ですが、広いキーボードの観点から言うと「メカニカルスイッチ」という時点でバネなどのパーツが使われていたり、底まで叩いた時の音が大きいので「銀軸はうるさい」と言った方が正しいです。ややこしい?

バネなどのパーツが使われていたり、底まで叩いた時の音が大きいので「銀軸はうるさい」と言った方が正しい
分解した青軸

つまり、どこを「うるさい」と捉えるかが大事です。「自分が使って静かならOK」「通話で静かに使いたい」でも求めるレベルって違いますよね。

同じリニアタイプであるピンク軸のような、静音性に特化したスイッチなら「相手に対して静か」と言えます(自分に対しては意外とバネがうるさい)。

ピンク軸派とても静音性が高い

銀軸の中でも静かな製品もありますし、キーボード本体の構造によっても打鍵音は大きく変化するので奥が深すぎるところでもあったり。

ビビらせてしまいましたが、銀軸はカチカチというクリック部分があるわけではないので「一般的な使用感で」うるさいレベルではなく、ゲームで活躍する反応速度も兼ね備えているのでゲーマーには特におすすめ。

まっすぐなスイッチなので、静音リングというアイテムの効果も得られやすいです。

Razer BlackWidow Liteに静音リングを付けた
基本的には1~2個つける

既に銀軸を使っていてうるさいと悩んでいる場合は、「静音リング」をキーキャップの裏側に2つ付けてみてくださいね。

銀軸のゲーミングキーボード:おすすめ3選

銀軸のゲーミングキーボード:おすすめ3選

様々なゲーミングキーボードを使って、おすすめしたい銀軸の製品を3つに厳選しました。

銀軸のゲーミングキーボード おすすめ3選

  • Corsair K65 RAPIDFIRE
    省スペースかつ機能の多さを両立。デザインや使い心地などを含めてかなりの万能感。
  • Ducky One 2 Mini RGB
    良デザインかつ超コンパクト。LEDバックライトも綺麗でかなり人気のモデル。
  • HyperX Alloy FPS RGB
    3選の中では一番作動点が浅い&高耐久。お手頃な価格なので手を出しやすい。

上記の3種類を上から順に紹介していきます。

キーボードの打鍵音・レビュー記事なども添えてあるので、参考にしていただけると嬉しいです。

Corsair K65 RAPIDFIRE:万能&多機能

Corsair K65 RAPIDFIRE

Corsair K65 RAPIDFIRE』です。テンキーレスサイズですが珍しくメディアコントロールボタンが付いていたりと多機能になっていて、プロゲーマーの使用率も高く人気のゲーミングキーボード。

この後に紹介するDuckyとも同じですが、キーをわずか1.2mmほど押し込むだけで入力されるCherry MX Silver(銀軸)が採用されていて、ゲームと相性抜群なのが特徴です。

Cherry MX Silver
Cherry MX Silver:性能
  • リニアタイプ
  • 押下圧:45g
  • 作動点:1.2mm
  • ストローク:3.4mm
  • キー耐久:5000万回

クリック感がなくキーがストンと下に落ちる感覚で、静音性もあって使いやすいんですよね。

カーンとうるさくなりがちなエンター・スペースキーも嫌な音がせず、滑らかな押し心地が気持ちいいのも素晴らしいです。

反応が良すぎるから、普段使いには少し慣れが必要でもある。

作動点が2.0mmのよくあるスイッチと比べると0.8mmも浅い分、キーが速く反応するのでゲームによってはかなり大事な要素。

銀軸の性能だけでなく多機能だったり、LEDバックライトもめちゃくちゃ綺麗という万能なゲーミングキーボードです。(付属のパームレストも使いやすい)

▼ Corsair K65 RAPIDFIREのレビューはこちら

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Ducky One 2 Mini RGB:超コンパクト

Ducky One 2 Mini

Ducky One 2 Mini RGB 60% version』です。人気プロゲーマー「Tfue」が使用していたことで話題になり、一時期は品切れで騒がれていたゲーミングキーボード。

様々なキースイッチを選ぶことができますが『Cherry MX Silver(銀軸)』が採用されていて、サイズもコンパクトなのでゲームと相性が良いのが特徴です。

そしてFnキーも搭載されているのでPCソフトなどを使わずにキーボードだけでバックライトなどを変更できたりと、機能面とコンパクトさを両立しています。

Ducky One 2 Mini RGB 60% version

ボディの側面がホワイトカラーになっていたり、付属のキーキャップ(黄色)などもあって、オシャレ&かわいいデザインになっているのもポイントですね。

正直スイッチも普通のCherryMXだし、良デザインで所有欲が満たされるのも人気の理由だと思う。

そして『Ducky One 3 Mini 60%』も登場したので、選べるデザインの幅がさらに広がりました。

Ducky One 3の方は少しだけ高くなりますが、キーキャップがTrue PBTで作られていてテカテカしないマットな質感なので触り心地の気持ち良さと高級感がある良デザインです。

※どちらの製品もふもっふのお店というサイトで正式に購入することができるので、気になる方はぜひ覗いてみてくださいね。(銀軸が選択できない場合は欠品中)

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HyperX Alloy FPS RGB:超反応&高耐久

HyperX Alloy FPS RGB

HyperX Alloy FPS RGB』です。側面にUSB充電ポートも搭載されているフルサイズのゲーミングキーボード。

わずか1.1mmほどキーを押し込むだけで入力されるKailh製の銀軸を採用しているのが特徴です。

HyperX Alloy FPS RGBの銀軸
Kailh Silver Speed:性能
  • リニアタイプ
  • 押下圧:40g
  • 作動点:1.1mm
  • ストローク:3.5mm
  • キー耐久:7000万回

CherryMXの銀軸(作動点1.2mm)と比べると「0.1mm違うだけ?」と思うかもしれませんが、キースイッチに関しては結構違いが分かります。

誤入力が起きづらいのに反応も速いっていう絶妙なライン。

ゲームに特化しているのにテンキーが付いていたり打鍵音が少しカチャカチャと響きがちな点が少しだけ気になるところではありますが、今回紹介している中でも最安という価格面も人気の秘訣かなと。

専用ソフトウェアでのマクロ・LEDライトの設定が可能だったり、もちろん銀軸が採用されているという面でもゲーマーにおすすめしたいキーボードです。

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銀軸のゲーミングキーボード:まとめ

銀軸のゲーミングキーボードおすすめ3選。反応速度が最強のキースイッチ
  • クリック感がなく、滑らかで反応の速い銀軸。
  • 約1mmほどキーを押し込むだけで入力される。
  • 銀軸は特にゲームとの相性が良い。

ゲームでのスキル発動・素早い行動には欠かせない、スピード特化のキースイッチ「銀軸」。

大事な場面では数フレームでも速く入力できるメリットが光りますが、普段使いでは軽く触れただけで入力されデメリットが目立つといった鋭い性能になっています。

ゲームはもちろん、普段使いでも慣れればミスタッチを減らす練習になる。

「メカニカルスイッチ銀軸の特徴」&「銀軸のゲーミングキーボード おすすめ3選」の紹介でした。

銀軸のゲーミングキーボード おすすめ3選

  • Corsair K65 RAPIDFIRE
    省スペースかつ機能の多さを両立。デザインや使い心地などを含めてかなりの万能感。
     
  • Ducky One 2 Mini RGB
    良デザインかつ超コンパクト。LEDバックライトも綺麗でかなり人気のモデル。
     
  • HyperX Alloy FPS RGB
    3選の中では一番作動点が浅い&高耐久。お手頃な価格なので手を出しやすい。
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