この記事では「メカニカルスイッチ銀軸の特徴」&「銀軸のゲーミングキーボードおすすめ3選」を紹介していきます。
メカニカルスイッチには様々な種類がありますが、その中でもクリック感がなく作動点の浅い(反応の良い)銀軸。
キーの反応がめちゃくちゃ良いから、スピード感のあるゲームにおすすめ。
記事の内容ををまとめると、以下の2つ。
様々なゲーミングキーボードと比較しながらまとめましたので、ぜひ参考にしていただけると嬉しいです。
銀軸のゲーミングキーボード:特徴を解説
まず銀軸を知るうえで「メカニカルスイッチ」の種類を簡単にまとめると、以下の3タイプになります。
- リニア(クリック感がなく滑らか)
- タクタイル(クリック感が少しある)
- クリッキー(クリック感がしっかりとある)
銀軸はリニアタイプなのでクリック感がなく、ストンと底まで落ちる構造になっていますね。
今回紹介している銀軸は通称「Cherry MX Speed Silver」という名の通り、スピード(反応速度)に力を入れているキースイッチ。誤入力のしやすい赤軸といった感じです。
両極端にある銀軸と青軸のGIF画像を添えておきますが、単純にパーツや動き方にこれほど違いがあったり。
ザックリと押し心地などを頭に入れた後は、次の章でも解説する作動点(アクチュエーションポイント)や静音性を意識してキーボードを選ぶと失敗が少なくなります。
メカニカルスイッチについてさらに詳しく書いている記事もあるので、気になる方はチェックしてみてください。
銀軸は入力がとても速い
銀軸の反応、入力が「何がどう速いのか」を説明します。
普通のキースイッチは押し込む時に平均1.6~2.0mmほど押し込むとキーが反応するものが多いですが、銀軸は約1.0~1.2mmほど押し込むだけで入力されます。
約1mmという作動点(アクチュエーションポイント)はとても浅く、キーに軽く指を置いているだけでも勝手に入力されてしまうレベルなので、普段使いの場合は注意や慣れが必要ですね。
そこが良くも悪くも銀軸の特徴なのですが、ゲームなどで使う場合「あとほんの少しだけスキルの起動が速かったら勝ててたのに…」といったシーンで活躍してくれる部分でもあります。
そして一応ですが銀軸を使うことでタイピングが速くなったり、指の動きが速くなるというわけではないです。
1つのキーに対して「押し込んだ時の反応が速い」ということ。
と言っても「浅めにキーを押し込むと入力される」ということは、適切な加減で使うことによって「キーを無駄に底まで叩く必要がない」という意味ではタイピングを速くすることが可能。
少しごまかしてゴチャッとキーを叩いている人は、ミスタッチをしないようにタイプの精度が高められるといった意味でも銀軸に慣れると快適に使うことができます。
銀軸の打鍵音について
銀軸はメカニカルスイッチの中では静かな部類に入ります。
ですが、広いキーボード全体の観点から言うと「メカニカルスイッチ」という時点でバネなどのパーツが使われていたり、底まで叩いた時の音が大きいので「静かではない」と言った方が正しいです。
同じリニアタイプの中だと「ピンク軸(静音赤軸)」という静音性に特化したスイッチにすることで、ようやく「静か」と言えるレベルかなと思いますね。
銀軸の中でも様々な種類があるので本当に静かな物もありますし、当然キーボード本体の構造によっても打鍵音は大きく変化するので奥が深すぎるところでもあります。
銀軸は通話をしていても「うるさい」となるレベルではなく、ゲームで活躍できる反応速度も兼ね備えているキースイッチなのでゲーマーには特におすすめしたいです。
音の大きさについては銀軸と同じタイプである「赤軸」の打鍵音について詳しく解説した記事もありますので、おすすめのキーボードよりまずは知識を入れておきたいという方は、ぜひチェックしてみてください。
銀軸のゲーミングキーボード:おすすめ3選
様々な製品を使用し、おすすめしたい銀軸のゲーミングキーボードを3つ厳選しました。
銀軸のゲーミングキーボード おすすめ3選
- 『Corsair K65 RAPIDFIRE』
省スペースかつ機能の多さを両立。デザインや使い心地などを含めてかなりの万能感。 - 『Ducky One 2 Mini RGB』
良デザインかつ超コンパクト。LEDバックライトも綺麗でかなり人気のモデル。 - 『HyperX Alloy FPS RGB』
3選の中では一番作動点が浅い&高耐久。お手頃な価格なので手を出しやすい。
上記の3種類を上から順に紹介していきます。
キーボードの打鍵音・レビュー記事なども添えてありますので、参考にしていただけると嬉しいです。
Corsair K65 RAPIDFIRE:万能&多機能
『Corsair K65 RAPIDFIRE』です。テンキーレスサイズですが珍しくメディアコントロールボタンが付いていたりと多機能になっていて、プロゲーマーの使用率も高く人気のゲーミングキーボード。
この後に紹介するDuckyとも同じですが、キーをわずか1.2mmほど押し込むだけで入力されるCherry MX Silver(銀軸)が採用されていて、ゲームと相性抜群なのが特徴です。
- リニアタイプ
- 押下圧:45g
- 作動点:1.2mm
- ストローク:3.4mm
- キー耐久:5000万回
クリック感がなくキーがストンと下に落ちる感覚で、静音性もあって使いやすいんですよね。
カーンとうるさくなりがちなエンター・スペースキーも嫌な音がせず、滑らかな押し心地が気持ちいいのも素晴らしいです。
反応が良すぎるから、普段使いには少し慣れが必要でもある。
作動点が2.0mmのよくあるスイッチと比べると0.8mmも浅い分、キーが速く反応するのでゲームによってはかなり大事な要素。
銀軸の性能だけでなく多機能だったり、LEDバックライトもめちゃくちゃ綺麗という万能なゲーミングキーボードです。(付属のパームレストも使いやすい)
▼ Corsair K65 RAPIDFIREのレビューはこちら
Ducky One 2 Mini RGB:超コンパクト
『Ducky One 2 Mini RGB 60% version』です。人気プロゲーマー「Tfue」が使用していたことで話題になり、一時期は品切れで騒がれていたゲーミングキーボード。
様々なキースイッチを選ぶことができますが『Cherry MX Silver(銀軸)』が採用されていて、サイズもコンパクトなのでゲームと相性が良いのが特徴です。
そしてFnキーも搭載されているのでPCソフトなどを使わずにキーボードだけでバックライトなどを変更できたりと、機能面とコンパクトさを両立しています。
ボディの側面がホワイトカラーになっていたり、付属のキーキャップ(黄色)などもあって、オシャレ&かわいいデザインになっているのもポイントですね。
正直スイッチも普通のCherryMXだし、良デザインで所有欲が満たされるのも人気の理由だと思う。
そして『Ducky One 3 Mini 60%』も登場したので、選べるデザインの幅がさらに広がりました。
Ducky One 3の方は少しだけ高くなりますが、キーキャップがTrue PBTで作られていてテカテカしないマットな質感なので触り心地の気持ち良さと高級感がある良デザインです。
※どちらの製品もふもっふのお店というサイトで正式に購入することができるので、気になる方はぜひ覗いてみてくださいね。(銀軸が選択できない場合は欠品中)
HyperX Alloy FPS RGB:超反応&高耐久
『HyperX Alloy FPS RGB』です。側面にUSB充電ポートも搭載されているフルサイズのゲーミングキーボード。
わずか1.1mmほどキーを押し込むだけで入力されるKailh製の銀軸を採用しているのが特徴です。
- リニアタイプ
- 押下圧:40g
- 作動点:1.1mm
- ストローク:3.5mm
- キー耐久:7000万回
CherryMXの銀軸(作動点1.2mm)と比べると「0.1mm違うだけ?」と思うかもしれませんが、キースイッチに関しては結構違いが分かります。
誤入力が起きづらいのに反応も速いっていう絶妙なライン。
ゲームに特化しているのにテンキーが付いていたり打鍵音が少しカチャカチャと響きがちな点が少しだけ気になるところではありますが、今回紹介している中でも最安という価格面も人気の秘訣かなと。
専用ソフトウェアでのマクロ・LEDライトの設定が可能だったり、もちろん銀軸が採用されているという面でもゲーマーにおすすめしたいキーボードです。
銀軸のゲーミングキーボード:まとめ
- クリック感がなく、滑らかで反応の速い銀軸。
- 約1mmほどキーを押し込むだけで入力される。
- 銀軸は特にゲームとの相性が良い。
ゲームでのスキル発動・素早い行動には欠かせない、スピード特化のキースイッチ『銀軸』
大事な場面では数フレームでも速く入力できるメリットが光りますが、普段使いでは軽く触れただけで入力されデメリットが目立つといった鋭い性能になっています。
ゲームはもちろん、普段使いでも慣れればミスタッチを減らす練習になる。
「メカニカルスイッチ銀軸の特徴」&「銀軸のゲーミングキーボード おすすめ3選」の紹介でした。
銀軸のゲーミングキーボード おすすめ3選
- 『Corsair K65 RAPIDFIRE』
省スペースかつ機能の多さを両立。デザインや使い心地などを含めてかなりの万能感。
- 『Ducky One 2 Mini RGB』
良デザインかつ超コンパクト。LEDバックライトも綺麗でかなり人気のモデル。
- 『HyperX Alloy FPS RGB』
3選の中では一番作動点が浅い&高耐久。お手頃な価格なので手を出しやすい。
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