「究極の省スペース」を推しているメカニカルキーボード、ARCHISS(アーキス)の『ProgresTouch RETRO TINY』(黒軸)を結構使ってみたのでレビューします!
6種類のCHERRY MXキースイッチから選ぶことができますが・・

といった感じで黒軸を選んだのが正直失敗でした。
黒軸自体は重くて疲れますが全然良いですよ。
キーボード自体も素晴らしいので、相性の問題です。。
そのあたりを深掘りしつつ、他の軸を選べばめっちゃ良いキーボードですよってことを紹介していきたいと思います!
ARCHISS ProgresTouch TINY:特徴・外観
『ARCHISS ProgresTouch RETRO TINY』 | |
---|---|
型番 | AS-KBPD70/LBKNWP |
キー配列 | 日本語JIS配列・70キー |
サイズ | 横32.5cm x 縦11cm x 高さ3.5cm |
重量 | 721g |
接続方式 | USB、PS/2(コネクタを使用) |
ケーブル | 1.8m(着脱可能) |
DIPスイッチ | 搭載 |
キーボードからケーブルを外せて、元のサイズもコンパクトなので飾っておきたいくらいカッコイイ!

かな表記はないんだね~
特徴的なのは「日本語JIS配列・70キー」という作りで、慣れていない人だと少し使いづらいかな~と思います。
パッケージはこんな感じ。
まず届いた時に、箱が小さめで可愛いさに驚きました。
付属物はこちらです。
PS/2変換コネクタ、キートップ外しが2つと、入れ替え用のキートップが5つも入っています。

おまけがたくさん付いてて気分いいね
キー配列・ファンクションキー
簡単にまとめると…
- [Tab]の上に[半角/全角]キーがない
- 右上の目立つところに使用率の低い[Ins]キーがある
- ファンクションキーがない
といった感じ。
半角/全角を切り替えたい場合は、以下のやり方で変換することは可能です。
- [Caps]キーを押す
- [Fn]キーを押しながら[Esc(E/J)]を押す
- (文字を入力してからスペースで変換)
この配列をあまり使っていない人は慣れが必要になりますね。
あまり使われることのないCapsキーが役に立つキーボードです。

上部のファンクションキーがないと、文字入力をしてから[F7]でカタカナに変換や、[F5]で画面更新がワンタッチで気軽にできないのも少し気になるところではありますね。
DIPスイッチと切り替え時の注意
ProgresTouch TINYの裏には、DIPスイッチが搭載されています。
こちらの白いちっちゃいスイッチをONにすると、一部のキー入力が切り替わるという機能です。
- [CapsLock] と [Ctrl]キーの入れ替え
- [左Alt] と [Windows]キーの入れ替え
- [Windows] と [Fn]キーの入れ替え
- [Windows]キーの無効化
元々が少し特殊なキー配列ですが、さらに面白く使いたい方はカスタマイズしてみてください!
[alert title=”注意”]DIPスイッチの変更は、必ず電源の入っていない状態で行ってください。故障の原因となる恐れがあります。[/alert]

スタンド使用時の注意
このキーボードのスタンドは割と垂直に立ちます。
デスクなどの上に直接乗せている場合は問題ないのですが
大型ゲーミングパッドの上で使用する場合は、少し配置を整えようとキーボードをずらすと、スタンドが引っ掛かってパタンと倒れます。
他のキーボードではあまり起こらない現象なので、スタンドが横からではなく縦開きなのと、角度が原因かなと思います。
黒軸を選ぶキーボードではない?
【関連記事】メカニカルキーボードの軸ってなに?
そしてキーボードの結論をシンプルにまとめると、
- ゲームで使用したい →
黒軸が激しい操作や長押しで指が疲れる。 - 文字入力に使いたい →
キー配列が特殊で押し間違いが多発。 - (ファンクションキーもないので[Fn]キーを押すのがストレス)
特徴・外観でも紹介しましたが、キーの配列が普通のキーボードと違っていたり、ファンクションキーがなかったりします。
この時点で、普段からこのキー配列に慣れていない人からすると、[半角/全角]・ファンクションキーなどが必要のない「ゲーム」で使う場合がほとんどかと思います。
ですが黒軸の特徴として、押下時の圧が他のキーより強く、硬い・重いので指が疲れます。

キーボード自体は角度・触り心地もかなり良いので他の軸なら問題ありませんし、購入時に選ぶことのできる赤軸・銀軸でゲームやったら最高だろうな~とは思いますね。。
様々な軸を選択できる素晴らしいキーボードなのに唯一の組み合わせで、自ら文字入力のしづらい重くて疲れるキーボードを使って作業している状況に笑ってしまいました。

ARCHISS ProgresTouch TINY:使用感
- キー触りごこち、押しごこちが最高。
- 置いてあるこのキーボードを見るだけで気分が良い。
- 黒軸はキーが重いので疲れる。
- このキー配列に慣れていないので大変。
表面の質感、押した感じと音がもう最高です。

スコスコといった感じ
スコスコ感は良いんですが、ちらほら「キーの擦れ感」が強いキーがありました。
少し黒板を爪でギーッとやったときに近いザラザラですので、苦手な人は注意してくださいね。
ここまで黒軸が重いだの疲れるだの言っていますが… 実はそこまでではなくて「ちょっと指が疲れるな~」と思うだけで、その先の「もう無理…」とまではいかないんですよね。

でも疲れることには変わりないので、筋トレなどの感覚で「この疲れの先に成長がある」って感覚が分かる方におすすめです。
これが分からないと本当に疲れるだけで押し入れに突っ込んで終わりになってしまうので注意してください。
ARCHISS ProgresTouch TINY:レビューまとめ
- キータッチ、打鍵音は最高
- 軸は黒以外を選ぶのが無難
- このキー配列に慣れているなら問題ない
- ゲームに使うのなら配列は、ほぼ問題ない
- コンパクトにまとまっていて、飾りたいくらいカッコイイ
まず、キー配列・軸をきちんと確認する前に一目惚れで購入してしまい、すみませんでした。。
「究極の省スペース」を求めすぎてキー配列などに少し癖がありますが、自分に合った軸を選択すれば素晴らしいキーボードだろうなと本当に思いました。
オシャレな要素がギュッと詰まっているので、コンパクトなキーボードが好きな方はおすすめしたいです。





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