今回は、『FILCO Majestouch MINILA-R Convertible』をレビューしていきます!
二段構造式のキーキャップに、Bluetoothの無線接続も搭載されているメカニカルキーボード。
MINILA-Rはキースイッチや配列・色などをたくさんの中から選ぶことができるので、一目惚れしたカスタマイズを即予約・購入しちゃいましたw
見た目がキュートなのも良いですが、なんといってもかなりコンパクトなサイズにもかかわらず多機能なところが特徴です。
内蔵されてる機能が多いからダブルFnキーが超便利!
正直、独特なキー配置で慣れるのに時間がかかりましたが… 使いこなせるようになってきましたのでしっかりとレビューしていきます!
MINILA-R Convertible:外観・機能
『FILCO Majestouch MINILA-R Convertible』
カラー | Sky Gray配色・ASAGIフレーム |
配列 | 日本語配列 |
サイズ | 幅297 × 奥行124 × 高さ40mm |
重量 | 680g |
ケーブル | USB Mini-B(1.8m・無線有) |
キー数 | 66キー |
キースイッチ | Cherry MX Red(赤軸) |
★開封&通販限定の付属品はコチラ
パカッと。
大事なキーキャップ関連の道具は後ほどでも紹介しますが、付属品はこちらのセットになっています。
- USB Mini-Bケーブル
- FILCOロゴ入りクロス
- 試供用 単三乾電池 2本
- 交換用キーキャップ
- 専用キープラー
- 取扱説明書 兼 保証書
個人的には、どの付属品よりも嬉しい『キーボードカバー』も付いていました。
ホコリをかぶらなくするカバーがあると、ずっと飾っていたくなる。
そして公式のダイヤテックオンラインで購入時に、数量限定でいただけるプレゼントです。
- FILCOロゴ入りサコッシュ
- かまぼこキー(赤・黄)
- 特製カード付箋
- パームレスト Macaron(MSサイズ)
レジ袋が有料化してしまった今には嬉しい「サコッシュ」はMINILA-Rやタブレットがちょうど良いサイズなので、外出時に無線接続で使用する際の相性も完璧。
2つのかまぼこキーはFnキーにピッタリで、付け替えることで押しやすさ・可愛さが向上します。
「かまぼこキーを知ってはいるけど買うまでは・・」という方もいるかなと思いますが、こういったモノを無料で貰えるのは気分良いですよねw
───── 外観レビュー ─────
Majestouch MINILA-R Convertibleは、本体4種類とキー周り2種類のカラーを選ぶことができます。
キーボード工房モデルの特殊な柄も一気に追加されていたので、気になる方は公式ツイートをたどってみてくださいね!
外観はつるんとしたキーキャップと、少しザラザラしたコンパクトなボディで可愛さ・カッコよさを兼ね備えた良いデザインですね。
キーボード上部にはBluetoothの設定ボタン。
1~4番のボタンは、それぞれのデバイスをキーボードに登録して無線接続・ペアリングをすることができます。(最大4台まで登録可能)
1~4のどれでもOKで、2秒間長押しすると接続状態になります。このあたりの使い方は説明書に分かりやすく書いてあるから無線派の人は必ずチェック!
無線の反応も良いのでめちゃくちゃ便利。
今回選んだキースイッチは「Cherry MX Red(赤軸)」ですが、現在は4種類(赤・ピンク・茶・青)の中から選ぶことができます。
リニアタイプなのでクリック感が全くない、打鍵音の静かなスイッチです(使用感の項目で詳しくレビューしています。)
キーキャップを外す時に使用した「専用キープラー」は両側が使えるようになっていて、二段構造式のキャップを分解することもできます。
キー配置を入れ替えることができる機能があるので、しっかりと見た目も変更するために印字違いのスペアも付属。
こちらも説明書に丁寧に記載してありますが、分解の際には専用キープラーが必要になるので、なくさないように注意が必要ですね。
側面にはUSBスルーポートと、USB Mini-Bケーブルの挿し込み口があります。
スルーポートは無線ではなくUSB接続時にのみ使うことができて、マウスなどを挿したり普通にUSBとして使用することが可能。
多機能ということもあり、底面には少し変わったスイッチやBluetoothの電源ボタン、電池を入れるスペースまであります。
スタンドの角度は1段階のみですが、手にフィットする角度なので使いやすいです。
左上に備わっている6つの「DIPスイッチ」を使用することで、自分の求めている理想のキー配置に近づけることも可能になっています。
配列 | 日本語配列 | 英語配列 |
1 | CapsLockと左Ctrlの入れ換え | CapsLockと左Ctrlの入れ換え |
2 | CapsLockとEscの表裏を入れ換え | CapsLockとEscの表裏を入れ換え |
3 | スタンダードモード(変換/無変換) | 「 |」とDelの表裏を入れ換え |
4 | 右下カーソルキーの表裏を入れ換え | 右下カーソルキーの表裏を入れ換え |
5 | Mac専用モード | Mac専用モード |
6 | 省電力モード オンオフ | 省電力モード オンオフ |
キーキャップ付け替えガイド | キーキャップ付け替えガイド |
Mac使いのための機能などユニークな要素が詰まっているので、気になる配列の付け替えガイドPDFも確認してみてくださいね。
MINILA-R Convertible:便利なFnキー
やはり特徴的なのはスペースキーの左右に存在している「Fn」キー。
使い方としては、Fnキーを押しながら対応している他のキーを押すことで元々の機能ではなく、裏に設定されている機能を使うことができます。
キーキャップの側面(手前側)に印字されている機能が、Fnキーを長押し中に入力されるということです。
Fn自体は他のキーボードにも備わってる機能だけど、MINILA-Rの側面の文字量の多さには驚かされる。
そして気になる矢印キー。なんとこちらも左右の両側に搭載されています。
お気づきかもしれませんが、左側の矢印キーがゲームなどでよく使用される「WASD」ではなく「ESDF」に設定されているんですよね。
一瞬、使いづらそうな気がするかもしれませんが、文字入力中の手の配置としてはホームポジションに近いので指が伸ばしやすいです。
個人的にはゲームプレイ中に矢印キーを使うことがないから、ホームポジションで使いやすいこの配置が好き。
他のキーも含めて基本的に数日間も使えば慣れますし、使いこなせて来るとMINILA-Rだけの便利さにハマります。
MINILA-R Convertible:レビュー
Majestouch MINILA-R Convertibleを使っていて、まず気になったのはキー全体の角度です。
キーキャップが二段構造でしたり、キャップの付け替えを重視しているので、キーを入れ替えた際に形が変わってしまうのを防ぐために全てフラットにしていると思います。
フルフラットを良い・悪いどちらと捉えるかは人によると思いますが、
- 押す際に上部のキーになるほど、指が手前のキーに引っ掛かる感覚が気になる。
- そこまでキーの入れ替えをするつもりがない。
- ただ、フルフラットの外観はめちゃくちゃ良い。
個人的にはこのような感想でした。
ですが上記の画像の通り、フラットではないキーボードの方が角度がついているので、打鍵時に手首への負担は大きいです。(フラットな方が良い)
キーの叩き心地に関しても、ズルいですが「慣れたら最強」という考え方ができます。
普通より見た目も良くて、手首が疲れにくいってスゴイ。
パームレストと一緒に使えば手首への負担がマジで“0”では?
これ、本当に同じ赤軸?
キースイッチは「Cherry MX Red(赤軸)」です。
『Cherry MX Red(赤軸)』
- 作動点(入力が反応するまでの距離):2.0mm
- キーストローク(キーの底までの距離):4.0mm
- 押下圧(押す時に指にかかる圧力):45g
他に『Corsair K70 LUX』というキーボードも持っていて、全く同じスイッチなので押し心地を把握しているつもりでした。
ですが、MINILA-Rを使ってみると「これホントに同じMX赤軸か!?」 と驚き。
赤軸の中で違いがあるのは当然だけど、同じスイッチでもこんなに違うんだね。
K70 LUXを使用時に少し気になっていた、
- キーを叩くと基盤まで直で叩いているような感覚
- 底まで叩いた時に、無抵抗でカンカンと響く音
上記の2点。MINILA-R側には、それらを感じさせない工夫が施されていると感じました。
Enter・Spaceキーなども、「コトコト」といった気持ちの良い押し心地。
明らかに全体的な打鍵音がひかえめになっていて、どう思うかは人それぞれですが「スコスコ」「カンカン」といったMX Red本来の荒々しさが抜けてしまったとも捉えられます。
個人的には、おとなしい赤軸が好きなのでかなり気に入りました!
他にも複数のキースイッチが選べますが、基本的にまろやかな押し心地になるんじゃないかな~と思います。
MINILA-R Convertible:レビューまとめ
- デザインが多彩・コンパクトなうえに機能が豊富。
- 全体的に「慣れ」が大きく影響する。
- フルフラットなキーがキュート&手首の疲れを軽減。
- キースイッチの押し心地・音が抑えられていて使いやすい。
二段構造のキーキャップや多数の機能などロマンが詰まっていて、市販品の中では群を抜いてユニークなキーボード。
やりたいことを妥協しないで詰め込んでる感じが素晴らしい。
メカニカルキーボード『FILCO Majestouch MINILA-R Convertible』のレビューでした。
コメント
コメント一覧 (4件)
こんにちは。
MINILA-R ものすごく気に入って使っています。
家だけでなく,仕事用にも自腹で購入しました。
問題は,MINILA-Rばかり使うので,他のキーボードを使ったときに違和感がすごいです。
逆に他人がMINILA-Rを使った時に,???となります。
はじめまして!
良さげなメカニカルキーボードを探してこのブログにたどりつきました。
FILCOのキーボードを買おうと思っているのですが、Macも使っているので、Macのキートップが同封されているものを探しています。
ブログ主様のご存知の範囲で、よろしければこの記事以外のキーボードであれば教えていただけませんか?
はじめまして、コメントありがとうございます!
FILCOのキーボードは5つほど持っていますが、Fn・Altキーなどの配置入れ替え機能に合わせたキーキャップは付属していても、Mac専用のものが付いているのはこちらのMINILA-R Convertibleくらいでしたね…。
キャップ全体ではなく一番上のチップ部分だけを交換する仕様なので、たくさん作りやすかったのかなとは思います。(キーキャップが2列にもなって付属してきたキーボードを他に見たことないですw)
細かい付属品に関しては買ってみなくては分からない部分でもあるので、Twitterでよくコメ返されている方の公式アカウントにお聞きしてみるのがいいかもしれません!
お力になれず申し訳ないです。
返信ありがとうございます!
公式サイトを見ても、Mac対応や切り替え可能などの情報が無いので助かります!
スイッチでMacモードへ変更可能のような機能のあるキーボードがもっと出てきてほしいものです(泣)
MINILAを買ってメカニカルキーボードデビューします!