今回は『TaoTronics SoundLiberty Pro P10』をレビューしていきます!
耳から垂れ下がるデザインになっていて、コンパクトでありながらも9時間の連続再生が可能な完全ワイヤレスイヤホン。
ノイズキャンセリング機能だけでなく、風のノイズを除去するモードや外音を聞こえやすくするという気の利く機能などが搭載されている製品になっていました。
音質とノイキャンの性能もしっかりチェックしていくぞ。
様々なイヤホンと比較してレビューしましたので、ぜひ参考にしていただけると嬉しいです。
提供:TaoTronics
TaoTronics SoundLiberty Pro P10:概要
製品名 | TaoTronics SoundLiberty Pro P10 |
サイズ | 長さ35.0 × 幅20.0 × 高さ25.0mm (イヤホン全体) |
重さ | 約10.0g(ケースと合わせて約44.6g) |
形状 | カナル型 |
再生時間 | 連続で約9時間(ケースと合わせて33時間) |
充電時間 | 約2時間で満タン |
防水性能 | IPX7(雨の中でも十分使える) |
バージョン | Bluetooth 5.2 |
コーデック | AAC・SBC |
操作方法 | タッチセンサー式 |
『TaoTronics SoundLiberty Pro P10』は9時間の連続再生が可能なタッチセンサー式の完全ワイヤレスイヤホン。
ANC(アクティブノイズキャンセリング)が搭載されていて、周囲のノイズを最大35dBまで軽減することができるので楽曲などに集中することができます。
そういったモードをON/OFF切り替えることも可能だったり、「外音取り込みモード」「Anti-Wind(風ノイズ低減モード)」なども搭載されている多機能な製品になっていました。
多機能でもタッチセンサーで簡単に切り替えできて快適。
開封・付属品のチェック
それではパッケージを開封して内容をチェックしていきます!
中身を取り出して広げてみると、コンパクトな箱ですが付属品などがたくさん詰まっていました。
- 『SoundLiberty Pro P10』本体
- Type-Cケーブル(18.5cm)
- イヤーチップ2 x 4(既に付いている分含む)
- 取扱説明書
- クイックスタートガイド
- サポートカード
内容は上記の6種類。主なものをピックアップして確認します。
まずはType-Cケーブル。長さは18.5cmなので…ありがたいですが本当におまけといった感じですかね。
イヤーピースはS・M・L・XLが2つずつ。本体に元々付いているものがLサイズでした。
特徴的なデザインになっていて、穴が少し縦長の形状。穴の内部にはY字のパーツが中央部分に付いているようです。
そしてもちろん取扱説明書もあり、クオリティの高いイラストが付いていて分かりやすくなっていました。
接続方法や使い方、トラブル時の対処法なども記載してあったので、購入後は一読しておくと良さそうですね。
外観:黒でまとまったシンプルなデザイン
シンプルに上側をパカッと開くタイプのケース。縦に置いても自立しないような丸っこいデザインになっています。
絶妙にぺたぺたサラサラしている触り心地で、指紋が付きやすく消えにくい感じ。
ロゴの下にはLEDインジケーターが搭載されていて、充電中などは白く光りました。
裏側にはリセットボタンが付いていて、10秒間長押しをすると正面側のライトが点滅し、イヤホンとの接続状況をリセットすることが可能。(エラー解消用なので普通は使わない)
底面にはUSB-Cケーブルの挿し込み口があり、付属のケーブルもあるので即使用することができますね。
ただワイヤレス充電には対応していませんので少し注意。
そしてイヤホンの外観はこちらです。AirPodsのような耳から垂れるタイプで、少し平たいデザインになっていました。
側面にはTAOTRONICSのロゴが刻まれていて、その上部にある少し丸型に凹んだ部分のみがタッチセンサーになっています。
サイズは長さ35.0 × 幅20.0 × 高さ25.0mmという絶妙な大きさで装着感も良いですね。
重さはイヤホンの両側を合わせて約10.0gほど。
ケースと合わせても約44.6gという軽さなので当然持ち運びも簡単でした。
TaoTronics SoundLiberty Pro P10:使い方
『TaoTronics SoundLiberty Pro P10』のタッチセンサー部分の使い方を説明していきます。
※ちなみにペアリングなどの方法はフタを開いた状態で、使用したいデバイス側で認証してあげるだけなので省略しました。
ということで、説明書を見ながらイヤホンを使って「これは作動しないな~」といった機能などを省き、正確な操作を全てまとめた表がこちらです。
再生/停止 | ※両耳で使用時…右側を2回タッチ。片耳で使用時…使用中の方を2回タッチ。 |
通話応答 | 左右のどちらかを1回タッチ |
通話終了・通話拒否 | 左右のどちらかを2秒長押し |
次の曲へ | 左側を3回タッチ |
前の曲へ | 右側を3回タッチ |
音量を上げる | 左側を1回タッチ |
音量を下げる | 右側を1回タッチ |
ANCをON→風切りON→ ANCをOFF→(ループ) | 左側を2秒長押し |
外音取り込みモード | 左側を2回タッチ |
音声アシスタント | 両耳で使用時…右側を2秒長押し。片耳で使用時…使用中の方を2秒長押し。 |
ちなみに何が作動しなかったのかというと「再生/一時停止」の使い方に”左側を2回タッチ”というものが記載されていたのですが、同じ操作方法である外音取り込みモードが優先されるので機能しませんでした。
そして『片耳モード』というのは単純にケースからどちらか片方だけを取り出しても使える機能で、特殊モードは片耳に対応していますが曲送り・音量などについてはどちらか一方の操作になります。
片耳だけで使う時に、音量を”上げたい”なら右側のイヤホンを使うしかないという感じ。
他は特に問題なく、強いて言えば「前の曲・次の曲」に3回もタッチが必要なのが少し面倒に感じるくらいですかね。
反応面はとてもいいので、慣れれば快適に使うことができそうです。
TaoTronics SoundLiberty Pro P10:レビュー
それでは『TaoTronics SoundLiberty Pro P10』の使用感をレビューしていきます。
おそらくメインであろう機能のANC(アクティブノイズキャンセリング)は装着しているだけで耳栓になるというレベルではなく「曲を少し大きめで流していると外音が聴こえなくなる」というよくある性能。弱めです。
ただ安いノイキャンイヤホンだと耳奥に感じられるような嫌な圧迫感もありませんでした。
9mmの高効率ダイナミックドライバーとのことですが音質は全体的にフラットで軽めに感じます。
特に低音、そしてシャリシャリが強めで解像度の高い電子音が少しうるさく感じるかなと。ボーカルの声は楽器に埋もれることもなく綺麗に通っていますね。
ドラム、シンバルあたりも綺麗に音が出ているので、電子音よりしっかりとした楽器を聴きたい方にはピッタリかもしれません。
シンプルに装着感、タッチ性能も良い感じ。
微かに聴こえるチリチリ音?
個体差があるかもしれませんが、耳に装着しているだけで常に「チチチチチチチ…」といった音が聴こえました。大きな音で曲を再生すると隠れますが正直あまり気持ちは良くはないです。。
原因を探してみましたが、ペアリング前にも音が鳴っていたので他デバイスとの干渉でもなく、色々なモードをON/OFFしてみても聞こえているので消えそうにありませんでした。
ちなみにこの件を企業様に伝えたところ「確かに初期不良品」とのことで新品と交換していただけたのですが、少し現象が弱くなっているもののまたしても微かに聴こえるチリチリ。
執筆当時の他レビューを見てみても特にそのようなことは言ってないので、2連続で不良品(?)という可能性もなくはないですが、こういった小さな音が苦手な方は少し注意です。
バッテリー性能は十分
コンパクトなサイズ感ではありますが、約2時間の充電だけで連続で約9時間(ケースと合わせて33時間)使うことができるバッテリー量になっています。
ケースがワイヤレス充電に対応していない点以外は、バッテリー面の問題はなさそうです。
このイヤホンは片耳モードも搭載しているので片耳だけで使う場合は、ほぼ倍の時間使うことが可能という部分も約立つ場面があるかもしれませんね。
TaoTronics SoundLiberty Pro P10:まとめ
- 音質は全体的にフラットだけど低音やシャリシャリが強め。
- コンパクトでもバッテリー性能が優秀。
- 便利機能が複数あるのにタッチ操作だけで操作可能。
- 効果は弱いけどノイズキャンセリングも搭載。
『ANC(アクティブノイズキャンセリング)』や『Anti-Wind(風ノイズ低減モード)』だけでなく、真逆の効果である『外音取り込みモード』なども搭載している多機能ワイヤレスイヤホン。
使用感でまとめたような細かい気になる部分も含めると、同メーカー売れ筋の『TaoTronics SoundLiberty 97』の方が安定して使いやすいかな~と感じてしまうのが正直なところでもあります。
楽器の聴こえ方とデザインは結構好みだった。
『TaoTronics SoundLiberty Pro P10』のレビューでした。
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