今回は「キーボードにパームレスト(リストレスト)はいらない?」というテーマについて解説していきます。
結論:使っているキーボードの高さによる。
いきなりですが「いらない」と思っている人でこの記事を開いた人は、おそらく薄いキーボードを使っているのではないでしょうか?
「自分は手首がデスクに当たってるけど、全く痛くなったことない…」と考えている人はキーボードとデスクの高さ・角度の相性がピッタリなんだと思います。
特にMacとかの薄いキーボードを使ってたら、そりゃパームレストはいらない。
以下のパターンに当てはまるような方にとっても「パームレストはいらない」という結論で問題ないです。何様?という感じですが必要な理由が見当たりません。
- 日常的に手首が鍛えられていて、痛い・休みたいと思ったことがない。
- そもそも長時間キーボードを続けて使用していない
- むしろデスクの場所を取って邪魔に感じる
ということで、続きでは必要派はどんな状況でパームレストが必要に感じるか、メリットなどを紹介していきますので参考にしていただけると嬉しいです。
そもそもパームレストが必要な状況って?
そもそもパームレストには、以下のような役割があります。
- 長時間のキーボード操作で、手首を休ませながら使用できる
- 硬いデスクに手首が常に押し付けられて痛むのを防ぐ
- 高さのあるキーボードを使う時に、手首が急な角度になってしまうのを防ぐ
要するに、長時間の文字入力作業のようなシチュエーションで助けになってくれる道具なんですよね。
繰り返しになるけど、仕事みたいな状況でぶっ続けでキーボードを使わないと「手首が痛む」っていう感覚にすらならない。
こういった記事を書いている最中にも、常にキーボードを叩いていると本当にパーム(手のひら)をレスト(休憩)してくれると実感します。
別にパームレスト信者でもないので邪魔になったら片付けますし、“必要に感じたら休ませられる”という選択肢があるだけでもありがたいものです。
ちなみに、同じメーカーのキーボードを使っていても高さが1cm違うだけで、パームレストの必要性が変わってきたり。(ちょっと差が分かりづらい画像ですが)
裏面のチルトスタンド・キー部分の高さを含めて「最大4cmだとパームレストがいらない」「最大5cmだとパームレストが欲しい」と感じます。もちろん個人差はありますが。
簡単にまとめると、ある程度の高さがあるキーボードを使っていて、長時間連続で使用している場合はパームレストは必要という結論。
「こんなに急な角度で使ってたら、今後手首が痛むかも……」という不安を解消させる目的でもいいかもしれませんね。
自分で気が付いていない場合でも、慢性的に手首が傷んでしまう前にチェックしてみることも大切です。
様々な種類のパームレストがある
「パームレストがいらない」と思っている方は、“どの材質・形状の製品を想定しているか”などが気になったので様々な種類をまとめてみました。
「手首を休ませるなら柔らかい材質が最強でしょ?」と思うかもしれませんが、案外そういうわけでもありません。
シンプルなクッションタイプも良いですが、カッチカチに硬い木のパームレストでも手を休ませるのに最適だったりします。
手首を痛めないために大事なのは“急な角度で長時間使わないこと”なので高さがマスト。あとは肌相性や温度の問題なので万人に当てはまるような正解はありませんが。
自分の場合は、逆にクッションやジェルタイプだと高さが毎回変わるのが落ち着かない。
天然木だと当然高さは変わりませんしサラサラした触り心地が気持ちよく、どんな季節でも手に馴染んで適温になるので使いやすかったりします。あとジェルは冬に冷たい。
「必要に思えてきたけど、パームレストに千円以上かけるのはなあ……」という人は家にあるタオルなんかを置くだけでパームレストの代わりになるので試してみてください。
木材から自作する人もいるような、意外と奥が深いジャンルでもあります。
キーボードにパームレストはいらない?
- 長時間のキーボード操作で、手首を休ませながら使用できる
- 硬いデスクに手首が常に押し付けられて痛むのを防ぐ
- 高さのあるキーボードを使う時に、手首が急な角度になってしまうのを防ぐ
- 長時間のキーボード作業をしないならパームレストは必要ない
長時間作業のお供には欠かせないパームレスト(リストレスト)。どのような人に必要か、必要ないかなどを解説してみました。
一日の行動で考えてみても、買い物では重い袋を持ち歩き、料理ではフライパンを片手で持ち上げ、落ち着いてパソコンを使う時にも急な角度で休まらない……なんて人は痛んで当然ですよね。
「痛くないけど?」じゃなくて痛くなる前に対策してほしい。
もう既に手首がどうしようもなく痛い場合は、こんなページを見る前に病院へ向かってください。一般的に手首は整形外科らしいです。
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