今回は、NPETのゲーミングキーボード『K10』をレビューしていきます!
格安キーボード界では意外と名が知れているコチラのキーボード。
シンプルに売れ筋ランキング上位で評価も高いのが気になったという点と、同じ(軸などのない)メンブレンスイッチでこれまた(執筆時)ランキング1位に居座っている『Logicool G213』との違いが気になったので購入してみました。
値段は約3分の1。どんな工夫でこんな安くできてるんだろう。
結論をシンプルにまとめると、以下の4つ。
- 便利機能がたくさんある。
- 安い分、もちろん安っぽさは感じる。
- 防水性能はバッチリ。
- LEDライトが結構キレイに光る。
ちょっと感じた気になる部分や、使ってみた感想を正直にレビューしましたので、ぜひ参考にしていただけると嬉しいです!
NPET ゲーミングキーボード K10:概要
ササッと開封して、付属品の確認をしてきます!
中身は簡易な包装がされたゲーミングキーボード本体と、なぜかキーキャップを外す道具が箱の底にカラカラと転がっていました。
NPET K10:付属品
- 取り扱い説明書
- カスタマーサービスの連絡先
- キーキャップを外す道具
下画像のようにカチッとはめてからキーキャップを外して使いますが、メンブレンスイッチなので出番は掃除の時くらいでしょうか。
付属品はカスタマーサービスの連絡先や、説明書なども入っていました。
説明書には日本語でキーボード構造や、Fnキーの使い方が書いてあるので読んでおいた方が良さそうです!
(※Fnキーを押しながら対応しているキーを押すことで使用できます。以下の記事でも詳しく説明していますので是非ご覧ください。)
NPET K10 本体の外観
型番 | Z88(ブランド:NPET) |
サイズ | 横435 × 縦130 × 高さ35mm |
重量 | 1.04kg |
キー数 | 106個 |
キースイッチ | メンブレン |
こうスペックを見ると結構しっかりしてるな~という印象。日本語配列・メンブレンスイッチのゲーミングキーボードです。
実際は触ってみるとすぐに分かりますが、軽く・安っぽく・べた付きを感じやすい質感ですね。
ひとまずUSBを繋げてみると結構キレイに光りました。
ちょっと珍しい、ロゴまで光るタイプのキーボード。
バックライトは広い光ではなく、キーの1部分ごとを四角く照らす感じなのでブロック状に見えますね。
コードの根元まで光っていたので、暗めの部屋で見ると細かい光がキレイに見えます。
LEDキーやFnキーを使用することでバックライトを呼吸モード(消えたり光ったりを繰り返す)や、明るさの調整もキーボードだけですることができるので簡単でした。
光るキーボードが好きな人にとっては、この時点でお得に感じるかも。
裏面は軽めの板になっていてスタンドもしっかり両端に1つずつ。
スタンドは一段階のみの角度調節ができますが、スタンド自体には滑り止めが付いていないので…開いてしまうと触れていた滑り止め部分がなくなるので制御が効かなくなるのは少し残念です。
手前にも左・中央・右に滑り止めが付いていますが、小さいのでキーボードに力を加えれば普通に動くほどのグリップなのは注意。
防水性能について
Amazonの商品ページでキーボードに水をかける画像があり気になっていました。
添えてあった文章にもありましたが、確かに根元がぴっちりとくっ付いていて、メンブレンで正方形の溝に正方形のパーツがすっぽり入るので、水は入り込まなそうだと思います。
試しに水をぶっかけてみましたが、全く問題なさそうなので安心です。
2年間保証はありますが、わざと水をかけて壊した場合はサポートが受けられなくなる恐れがあるので注意してください。
その後もきちんとLEDバックライトが光ったりキー入力もできているので、飲み物をこぼしてしまった場合はすぐに水で洗い流した方が良いかもしれませんね。
もしかして洗って拭く時のために、キーキャップ外しが一緒に付いてきたのか?
これを読んでマネして壊れてしまっても責任は取れませんが、一応水をぶっかけても問題がなかったことをお知らせしました。
NPET ゲーミングキーボード K10:気になる部分
やはり安めの物だと気になる部分が多くなってしまうと思うので、感じたことをまとめてご紹介します。
まず開封した直後から気になっていた、ケーブルのほつれ。
布タイプのコードなのは良いなぁと思っていたんですが、安価な物だとしっかりと加工がされないことがあるんですね。
あとはキートップを外すと、塗装にムラがありました。
まあ見えない部分でもありますし、良く言えばLEDバックライトがキーボード本体に当たると塗装のない場所に当たった光がキレイに見えますw
そして外観でも説明しましたが、裏面スタンドに滑り止めが付いていなかったり、グリップ部分が小さくなっているので普通に滑ってしまいます。
滑るかどうかの確認をしていたのですが、白いデスクの上で動かしていたら本体の黒色がついて汚れていました。
これ、むしろ白いデスクで試したから気が付きましたけど、よく見たら色の付いた木のデスクでもしっかりと黒く汚れていたので気を付けてください。(拭き取れば落ちる)
やっぱり塗装面はあまいところがあるみたいだね。
最後に良い意味での気になる部分ですが、この安さのゲーミングキーボードで2年間の保証はすごいと思いました。本当?
キーロールオーバーについて
NPET ゲーミングキーボードのAmazonの商品ページには『26キーロールオーバー』だと記載がありました。
え? 同じメンブレンで約6000円以上のLogicool・Razerのキーボードでも10キーロールオーバーなのに!?
試しに同時押しチェッカー(※リンク先の音量注意)で確認すると、同時押しは4キーまでしか認識しませんでした。
少し分かりづらいですが、PC音ゲー(DJMAX)でも5キー以上の同時押しは認識されず1キー扱いに。。
▲ 叩いたキーの数が下部で青く光るので、押すキーを1、2、3・・と増やしていって5キー以上が同時押しが認識しなくなる検証です。
…これは“26キーの同時押し”というより、キーを1つずつ離さず順番に押していった際に認識し続けられるキーの数というイメージ。
なのでまとめると、APEX・フォートナイトのようにWASDキーを押しながらShift・Ctrlキーを押したりなどは可能ですが、音ゲーなどで5キー以上のピッタリ同時押しはできないということです。
驚かすような言い方したけど、普通に使ってる分には問題なし。
キーロールオーバーや同時押しの条件が中華製の文章だと分かりづらいと思ったので少し検証をしてみました。同時押しするゲームに使うなら注意!
NPET ゲーミングキーボード K10:使用感
気になる部分は結構ありましたが、基本的にゲーミングキーボードとして問題なく使えているので安心しました。(失礼)
約2100円のキーボードにしては、機能が豊富なのでゲームをやらない人でも便利に使えると思います。
FNキーの機能がかなり充実してるね。
そして値段が高めのゲーミングキーボードだとあまり見かけない以下の機能たち。
- 計算機を起動。
- メディア(音楽再生プレイヤーを起動)
- WASDと矢印キーの入れ替え
このような機能が特に便利で面白いな~と感じましたw
「特に」なのでよくある機能は大体揃ってます。メディアの再生/停止・音量調整・ライトの調節もバッチリです。
そして気になるタイプ感は、EnterとSpaceキーのバネが軽めで高音が響くので結構耳障りなところ。
「キシキシ」みたいなバネの音がうるさめ。
他のキーはそこまで悪くない…というか普通に使いやすいです。
むしろ約6000円あたりの『Logicool G213』より、少し硬めのメンブレンで押しやすいとすら思っちゃいました。(個人的な好み)
その分こちらは静音性が失われたかなと思いますが、元々メンブレンスイッチはうるさくなりようがないのでEnter・Spaceキー以外は問題なさそうです。
そして何より値段の安さと、2年間保証付きの安心感。
言い方が悪いけど気持ち的にも「安いから雑に使える」ってのも強みだよね。
前項目でもまとめましたが、ゲームに関しては26キーロールオーバー(26個までのキーが同時入力で認識される)対応と記載されてありますが、実は5キー以上の同時押しには弱い点が気にはなります。
が、同時押しが必要なPC音ゲーでも、5キー以上の同時押しには今のところ遭遇していませんので普通に遊べていますPS4でも認識されました。
NPET ゲーミングキーボード K10:レビューまとめ
- FNキーの便利機能が多い。
- 安い分、もちろん安っぽさを感じる。
- 防水性能もバッチリ。
- LEDライトが結構キレイに光る。
格安キーボード&中華産ということで「悪い部分があるのが当たり前」のような説明の仕方をしてしまったのはすみませんでした。
さらに総評すると『安っぽさは感じるし、一部うるさいキーはあるけど、多数の便利機能と長期保証でかなりお得』といった感じ。
これは普通にありなのでは?
NPET ゲーミングキーボード『K10』のレビューでした。
コメント