今回は『Belkin boost charge pro 2-in-1』をレビューしていきます。
MagSafe対応のスタンドにiPhoneをカチッと固定できて、下の台座でもイヤホン等を充電できるワイヤレス充電器。
似たような充電器はたくさんありますが、最大出力の高さとデザインの良さに惹かれて購入してみました。もはやインテリア。
「ただ、充電器に1万円……!?」という疑問が正直あったので、値段に相応しい商品なのかをしっかりチェックしちゃいます!
Belkin boost charge pro 2-in-1:概要
製品名 | BOOST↑CHARGE™ PRO MagSafe 2-in-1磁気ワイヤレス充電スタンド |
サイズ | 充電部分:5.9cm、土台:幅 11.8 × 高さ 1.2cm、全体の高さ:15.2cm |
重さ | 338.7g |
ケーブル | 147cm(実測値) |
出力 | 最大15W(土台部分は5W) |
認証 | MFi認証(Appleの性能基準を満たしている) |
『Belkin boost charge pro 2-in-1』は1台で2つのデバイスを充電できる、スタンド付きワイヤレス充電器です。
最大15Wで急速に充電しつつ、磁力の強いスタンドでiPhoneを自由な角度で固定して使えちゃう。
カラーは2種類。黒・白から選べるのでデスク周りやiPhoneの色にも合わせられます(今回のレビューでは黒iPhoneでブラックを使用)。
土台で充電できるのはAirPodsだけではなく他社イヤホンやスマホにも対応しているので、各々の生活スタイルに合ったデバイス2つを同時に載せられる万能な充電器でした。
外観:インテリアとしても優秀な充電器
まずはパッケージを開封していきます。
中身は『Belkin boost charge pro 2-in-1』本体とACアダプタ、説明書類でした。
USB充電器を使うタイプではないので、コンセントに挿すだけで即使えます。長さは実測値で147cm。
本体の正面がこちら。上の白い部分がマグネット式の充電スタンドになっていて、滑り止めのようなペタッとした質感でありつつも、爪で引っかくと跡が残りそうな“しっとり感”もあります。
細かいパーツ分けが多いので、サイズを測って簡単にまとめました。
- 白い充電部分:幅 5.9cm
- 下の充電部分:幅 5.9cm(凹んでる部分)
- 土台スタンド全体:幅 11.8 × 高さ 1.2cm
- 底から白い充電部分の頂点まで:15.2cm
後ろ側はこんな感じです。棒が充電部分の途中まで繋がっているようなデザイン。
スタンドを支えている棒が土台と同じ材質ではないので高級感がありますね。「インテリアにもなるスタイリッシュさ」と言うだけある。
様々な角度から見ると、棒にコマのような充電器が付いているようですね。
土台の充電部分は窪んでいるので勝手にイヤホンケースが動かないような作り。カメラレンズが当たって設置が難しいですがiPhoneも一応載せられます。
どれくらい凹んでいるかチェックするために水を入れてみると、“棒の方にかけて壁が高くなっている”という感じでした。手前に取り出しやすいということか。
底面にはビッシリと最大出力や謎のナンバーたち。
ケーブルは側面ではなく裏の奥に潜り込ませるように装着するので、横に引っ張られても外れることはありません。
ぶら下げてみても余裕でした。
重量は338.7gと少し重め。もちろんスタンドは手で持って使うわけではないので、重いほど安定してくれます。
200g以上のiPhoneを載せることで500gを超えるので、充電中はちょっとの衝撃じゃあ倒れません。全体を通して価格相応、安っぽさのない充電器でした。
Belkin boost charge pro 2-in-1 レビュー
『Belkin boost charge pro 2-in-1』の使用感をレビューしていきます。
磁力が強いのでiPhoneをしっかり固定できる
『Belkin boost charge pro 2-in-1』は磁力が強いので、iPhoneをどんな向きでもしっかり固定できます。
“MagSafe対応ケースを付けていない”裸の状態でも下に落ちることはなく、横向きのiPhoneすらも支えてくれる磁力。
MagSafeではない置くだけのワイヤレス充電器だと「画面を横にスライド~」などやっていると横に滑り落ちるのですが、これに関しては縦・横・斜め何でもござれの安定感でした。
むしろiPhoneを持ち上げて充電器本体がくっついてきてしまうレベル。そりゃ落ちないわけだ…。
急いでる時でもiPhoneを近づけるだけで磁力が吸い取ってくれて、設置してる台に誰かがタックルしようと位置がずれない充電器。頼りにしてます。
最大15Wの出力で充電が早い
『Belkin boost charge pro 2-in-1』は最大15W出力で、ワイヤレス充電器の中では優秀な充電速度でした。
他製品だと7.5Wや12W出力のワイヤレス充電器が多い中で、15W出力という程よく強いパワー。
実際にiPhone 14 Proをバッテリー50%の状態から測ってみると10分間で12%。寝る前に充電を忘れちゃっても、朝の支度前にポンと置いて30%ちょい充電してくれるのは助かりますね(約30分)。
そして充電器を使う時は“コンセントと繋いでいるアダプタ部分も重要”です。出力の弱いアダプタで繋いでおいて「ワイヤレス充電が遅い~」と言ってる方に対しても、ACアダプタ式であれば直接挿すだけで本体の実力100%。
有線充電と比べたらパワーは劣りますが、装着の手軽さ・平均以上の充電速度・iPhone画面を確認しやすい部分も含めて優秀だと感じました。
デバイスを2つ同時に充電できるので快適
『Belkin boost charge pro 2-in-1』はデバイスを同時に2つまで充電できるので、ワイヤレスイヤホン等を使う方なら2倍快適に使えます(同じ製品の『3-in-1』ならApple Watch含む3台まで)。
置くスペースが縦に連なっているのでデスク周りの幅を取らず、ケーブルも2本ではなくコンセントに挿してる1本だけでいいので超スッキリ。
外出時の定番セット「iPhone + ワイヤレスイヤホン」を帰宅後にダブルでポン置き充電する時がたまらん。もう慣れちゃいましたがケーブルを1つずつ着脱してた頃を思い出すと……思い出したくもない!
下スタンドだけ5W出力ですが「イヤホンだけ充電が遅い~」と感じたこともありませんでした。ただ10分で8%充電だったので急いでいるなら有線充電を推奨。
土台部分にはイヤホンだけでなくサブスマホを置くこともできたりと、様々なシーンでの手間がなくなる充電器でした。働かせすぎて過労死しちゃう~。
Belkin boost charge pro 2-in-1:気になるところ
『Belkin boost charge pro 2-in-1』の気になる部分もレビューしていきます。
窪みのサイズが絶妙に小さい
『Belkin boost charge pro 2-in-1』は土台にある窪みのサイズが絶妙に小さいです。AirPodsがピッタリなのは分かるけど。
窪みのはどこから測っても幅6cmで約3mm凹んでます。そして気になるのが、AirPodsケースカバーは横幅7cmを超えるものが多いのでデザインによってはピッタリ収まらないところ。
自分は『SONY WF-1000XM4』をメインで使っていて、ケースカバーに入れると端が浮いちゃったり。
ただ“気になる部分”として紹介しているだけで、中心が浮いていても充電ができないわけじゃないんです。もちろん充電速度や安定感が100%とは言えませんが。
ケースの丸みと土台の窪みがピッタリ合わさることで成り立つサイズ。つまり、“カチッと角のあるケースカバー”や“底面の触れる部分が6.2cm以上のカバー”だと端が浮くと覚えておいてください。
ホコリが溜まりやすく見えやすい
『Belkin boost charge pro 2-in-1』は土台にホコリが溜まりやすく見えやすいです。汚くて申し訳ないですが写真付き。
もう黒い製品なら仕方ない部分ですが、真っ平で広めの土台と合わさって目立ちまくり。カラーは2種類あるので、デスク周りの配色によってはホワイトを選ぶ方がホコリを“見ずに済みます”。
「ホコリが見えるから掃除しやすい」という観点で衛生的には良いですが、そもそもスタンドを支える棒が中央にあったり、壁際に設置してると棒から奥が掃除できなかったり。
黙って掃除すればいいだけの話ですが、他のシンプルなワイヤレス充電器を使っている時はホコリの手間など考えたこともなかったので気になりました。
結論、どの充電器を使ってても同じ場所にホコリはある。目立つか目立たないか、掃除しやすいかしづらいかの違いなので、デカくて機能が多ければそりゃ手間は増える!
価格が少し高い
『Belkin boost charge pro 2-in-1』は価格が少し高めです。充電器なのに1万円代。
年間を通して価格のブレが大きく、通常時の価格が11,536円で一番安い時が8,900円でした。1万円を切っていたらチャンス!とは思いますがそれでも高額。
ただシンプルな『Apple純正 MagSafe充電器(定価6,180円)』と比べると、「ACアダプター(コンセント)・2つ目の充電部分・頑丈なスタンドが追加されてたら1万円ちょいになるんじゃない?」とも思ったり。
確かにスペックは盛りだくさんで便利なのも分かってますが、買うまで「ただ充電器だしなぁ~~~~~~」と悩んでいたのも事実。
“スマホを1つ置くだけの充電器”と捉えたら高価ですが、含まれている機能を全て活かせるなら値段相応にも感じられる充電器でした。極論、インテリアとして1万円払ってもいいわけですしね。
Belkin boost charge pro 2-in-1:まとめ
- デバイスを2つ同時に充電できるので快適
- 最大15Wの出力で充電が早い
- 磁力が強いのでiPhoneをしっかり固定できる
- 窪みのサイズが絶妙に小さい
- ホコリが溜まりやすく見えやすい
- 価格が少し高い
やっぱり結論は、“搭載されている機能を全て使えるなら”この価格でもコスパは良いです。
iPhone1台を充電するだけなら超高級品なので、ワイヤレスイヤホンかApple Watchを同時に使っている、もしくは近い将来買う予定があるならおすすめの充電器(フルで使うなら『3-in-1』)。
あとACアダプタをコンセントに挿すタイプに古臭さを感じるかもしれませんが、USB充電器を別で準備しなくていいし最大出力が保証されているのって結構快適ですよ。
自分はこの商品をバリバリ定価で買っちゃってますが、機能を全て使えているのでコスパは高め。配線周りも整っちゃってサイコー。
どんな人におすすめ?
- iPhoneに加えて、ワイヤレスイヤホンかApple Watchを普段使っている
- ただ平らに置くより斜めのスタンドがいい
- 飾っていてオシャレな充電器が欲しい
- (急いでない時でも)まだ有線で充電している
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