今回は提供いただきました『TaoTronics TT-AP005』をレビューしていきます。
約20畳分までの距離に存在するウイルス・アレルギーなどを99.7%除去しつつ、消臭までこなしてくれる縦長スリムタイプの空気清浄機。
その秘訣は…本体を一周するように空いている穴から微粒子を吸収し、3層のフィルターを通って上から排出するといった構造にありました。
ファンの強さも5段階あるので、就寝時から急ぎの清浄までバッチリこなしてくれます。
ライトの色をチラッと見るだけで空気の品質もすぐに分かる!
そんな高性能の空気清浄機ですが、良い部分・気になる部分なども正直にレビューしましたので、ぜひ参考にしていただけると嬉しいです。
TaoTronics TT-AP005:概要
- 製品名:TT-AP005
- サイズ:高さ38 x 幅22.5 x 22.5cm
- 重量 :2.75kg
- 消費電力:4W~33W
- ファンの速度:5段階
- 3層フィルター:H13HEPAフィルター + 活性炭フィルター + プレフィルター
- ランニングノイズ:25dB~53dB
『TaoTronics TT-AP005』は3層のフィルターで99.97%の微粒子を除去することができるパワフル&多機能な空気清浄機です。
コンパクトなサイズですが、わずか6分で8畳ほどの広さを清浄してくれるパワーも兼ね備えています。(最大面積は約20畳)
風量も5段階から選べたり、自動モードも搭載してるから調節がしやすいね。
パッケージ開封・付属品
パッケージを開封して付属品などをチェックしていきます。
ダンボールなどには入っていない状態で届きましたが、縦44.5 × 横28.5cmという中々のサイズ感でした。
開封してみると説明書類のみが出てきて随分シンプル…と言いますかケーブル類が見当たりません。
というのも付属品は内部に収納されているので、一度本体も開封する必要があるんです。
裏側にひっくり返してから、スライド式になっているフタを右側にひねって開く。
中には空気清浄機の要となる『3層フィルター』、中央の白い箱にはコンセント類が入っています。
フィルターは未開封の状態でビニールに包まれているので、必ず初めに開封するように注意してください。
そしてフィルターを元々入っていた場所にセットすればOKです。(フタを閉める時は意外と強く押し込む)
ちなみにこちらのフィルターは使用頻度にもよりますが、三ヶ月に一度の周期で新品に替えることがおすすめされています。
取り出して掃除をする際には、水洗いをしてはいけないので掃除機を密着させないようにゴミを取ることが推奨されているようですね。
全体的な外観
高さ38 x 幅22.5 x 22.5cmという縦長スリムな外観で、つるつるサラサラとした触り心地。
本体の半分から下に見えている穴ぼこの部分から汚れた空気を吸い込み、内部のフィルターを通って…頭の部分から綺麗な空気が排出されるという構造です。
しっかりと穴ぼこが全方面に付いてるよ。
付属品の電源アダプターは後ろ側に挿し込めばOK。
頭の部分は中央にコントロールパネルがあり、その周りが空気の排出口になっています。
そしてPOWERボタンを押して電源を付けると、パネル周辺が光るという機能付き。
次の項目で詳しく解説しますが、ただ光ってるだけではなく空気を認識して品質ごとに設定されているライトカラーで現在の状態を教えてくれるんです。
ただ光るだけの物も多いから、これはありがたい!
搭載されている機能
まずはコントロールパネルに搭載されている機能を一通り紹介していきます。
- ①チャイルドロック:長押しすることで誤作動防止のロックをかける。
- ②ライト:パネルの表示、ライトのオン/オフ切り替え。
- ③ファン速度:自動→睡眠→低→中→高 の順で切り替え。
- ④電源:電源のオン/オフの切り替え。
- ⑤自動タイマー:2→4→8→12→0時間 の順で電源オフタイマー切り替え。
- ⑥フィルター交換通知:フィルターの交換時期に点滅する。
上記の6種類の機能が搭載されています。
どれも普通に便利な機能ですが、強いて言えば①のロック機能は3秒間長押しすることで本当に何も操作ができなくなり、再度ロックを長押しすることで解除することができるので少し注意です。(電源ボタンも無反応になる)
そして、コントロールパネル周辺の空気の品質ごとにライトカラーが変わる機能。
- 青:とても良い
- 緑:良い
- オレンジ:普通
- 赤:悪い
上記のような4段階の色に変化します。
あえて真横でキムチラーメンを食べてみたところ 青いライトしか確認できませんでしたが、食事の臭いレベルでは「空気の品質が悪い」とは判断されないかもしれませんね。
※清浄を開始する時にだけライトがカラフルに光るので、ライトの機能自体は正常です。
『TT-AP006』との違いとは?
今回紹介している『TT-AP005』の方がナンバリングは下ですが、アップデートされた最新作となっています。
どちらも所持しているので簡単に特徴をまとめてみました。
製品名 | TT-AP005 | TT-AP006 |
サイズ | 高さ38 x 幅22.5 x 22.5cm | 高さ29.6 x 幅21 x 21cm |
清浄の想定面積 | 約20畳 | 約10畳 |
自動モード | あり | なし |
ファン速度 | 5段階 | 3段階 |
ライトの数 | 1つ(上) | 2つ(上・下) |
電源ケーブル | 着脱可能 | 着脱不可 |
空気吸収口 | 全方面 | 正面・後面 |
ただ大きくなっているだけではなく、清浄可能な面積やファン速度もしっかりとパワーアップしているんですよね。
今回レビューしている『TT-AP005』の変更点が特に必要ないと感じた場合は、よりコンパクトになっている『TT-AP006』もおすすめです。(ウイルス除去力は同レベル)
TaoTronics TT-AP005:レビュー
基本的に一番弱い『睡眠モード』を常時稼働させて使っているのですが、文字通り睡眠時も気にならないほどの静音性の高さです。(加湿器と同じくらいの大きさ)
食事の嫌な臭いも数10分ほどで「臭いが取れてるな~」としっかり分かるレベルでした。
ですが少し気になる部分もあり…空気清浄機から数10cmほどの距離にパーテーションで壁を作っていて、そこから先の臭いは取れていませんでした。
当然と言えば当然なのですが「部屋の中心に置けば、その部屋は完全に清浄できる!」と過信してはいけないんだなと感じました。
部屋によるけど、リビングに置いて台所の臭いまで…とはいかないね。
窓を開けたり換気扇を回さなくても良いという訳ではないので、健康面(花粉・ペットの毛・アレルギー物質・ウイルス)などに対する補助道具といったポジションかなと。
パワーや適応範囲は広くなっているので、壁などを少し考慮した配置にすることで効率よく部屋を清浄できそうですね。
『中速』以降のファンがパワフルすぎる
この空気清浄機は、5段階中の4番目に強い『中速』に切り替えた瞬間にギアが入ったかのように加速しだします。
コンパクト版の『TT-AP006』では、ただ風の勢いが強くなるという感覚だったのですが、『AP005』は機械の底から動いてるといいますか…。
扇風機ほどのパワーから、洗濯機になるくらいのエネルギーの差を感じた。
『高速』に至っては不安になるくらいの音量が鳴り響き、ギリギリ掃除機まではいかないくらいの勢いです。
同じL字デスク上に設置していると振動が手まで伝わったりもします。
「逆にホコリ舞ってないか!?」と不安になりましたが自分のアレルギーセンサーは平和なので、そこに関しては綺麗な空気を排出しているのだと思います。
音の激しさなどに注目しましたが、もちろん清浄性能は素晴らしいので状況ごとに使い分ければ大丈夫です。
『低速』でも十分なパワーですし、「もうすぐでお客様が来る時間なのに!」といった急ぎのシーンで『中速』以降を使うのが良いのかなと感じました。
細かい部分が快適で使いやすい
細かいところに気が利く機能があるのでシンプルに使いやすいと感じました。
前作『TT-AP006』は電源をONにすると強制的に風力が『Low』からになっていましたが、『TT-AP005』では電源OFF時に使用していた風力状態が保存されるという仕様。
これがかなり便利で『睡眠モード』だとパネル付近が光らなくなるので、「電源ON→ライトを消す」という手間が省けて本当にワンタッチで使うことができるんですよね。(無駄なライト嫌い派)
電源が付いていないように見えますが上記の画像の通り、ティッシュが浮くほどの風が出ています。
こういった機能面も優れていて、基本性能もバッチリのかなり優秀な空気清浄機ですね。
TaoTronics TT-AP005:まとめ
- スリム&パワフルな空気清浄機。
- 3層のフィルターで99.97%の微粒子を除去。
- 機能面も充実していて快適に使用できる。
静音性が高く、就寝時でも問題なく使うことのできる空気清浄機。
ウイルス・アレルギー対策に消臭まで 何でもおまかせ!
『TaoTronics TT-AP005』のレビューでした。
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