今回は提供いただきました『TaoTronics TT-AP006』をレビューしていきます。
某ウイルスなどが世間を騒がせているこの時期に、「帰宅後に手洗いうがい&アルコール消毒をしても空気中のウイルスがちょっと不安…。」と思っていたところに届いた空気洗浄機。
コンパクトなサイズ感にもかかわらず、3層のフィルターで吸い込んだほぼ全ての微粒子を除去できるという性能のようです。
正直なところ、目には見えないのでどれくらい効果があるか分かりにくい部分ではありますが…
重度のアレルギー性鼻炎(手術済み)でしたり、ハウスダストに反応してしまうような筆者が使用感をレビューしましたので、ぜひ参考にしていただけると嬉しいです!
TaoTronics TT-AP006:概要
- 型番 :TT-AP006
- サイズ:高さ29.6 x 21 x 21cm
- 重量 :2.3kg
- 動作電圧:100-120V 50 / 60Hz
- 定格出力:26W
- 定格CADR:150m³/ h
- 3層フィルター:H13HEPAフィルター+活性炭フィルター+プレフィルター
- ファンの速度:3段階
- 適用部屋のサイズ:約10畳
- ランニングノイズ:24dB-55dB
『TaoTronics TT-AP006』は3層のフィルターで99.97%の微粒子を除去することができるコンパクト&パワフルな空気清浄機です。
サイズは2Lペットボトル1本とほぼ同じ高さの約30cm。横幅は2本分というサイズ感でも、しっかりと10畳ほどの広さに効果が行き届いて空気を綺麗にしてくれます!
パッケージ開封・付属品
それではパッケージを開封して、付属品などをチェックしていきます。
箱が大きいからか(?)段ボールなどには入っていない状態で届いたので表面が少し汚れていましたが、特に中身は問題ありませんでした。
TaoTronics TT-AP006の付属品
- 3-in-1HEPAフィルター(本体内部に未開封品が既に入っている)
- 日本語取扱説明書
- サポートカード
付属品はこのようなシンプルな内容です。説明書は日本語で分かりやすいので必ずチェック!
フィルターというのは交換用のオマケが付いているわけではなく、本内の内部に未開封の状態で入っているということでした。
なので、開封してからいきなり電源を作動しないように注意が必要でもありますね。(ちょっと危なかった)
そしてこのフィルターは洗って再利用することが推奨されていないので、使用環境にもよりますが計2160時間(約3~6ヶ月)ほど使用したら別売りのフィルターを購入すると安全に使えるそうです。
全体的な外観・機能のチェック
外観・フィルターを装着する内部なども確認していきます。
まず基本的な構造としては、正面に見える大量の穴ぼこの部分から空気を取り入れ、内部の3層フィルターを通って本体の頭から排出されるといった流れでした。
花粉・ハウスダストとかのアレルギー物質まで取り除いてくれる優れもの。
本当なのか確かめることはできませんが、下記の公式画像ではこれほどの効果があるらしいですね。スゴイ…。
過信しすぎてはいけませんが某ウイルス対策にもなるので、手洗いうがい・消毒に加えて空気を清浄しておけば間違いなさそうかなと。
そして頭の部分はこのような感じ。
中央部分が電源などのスイッチになっていて、その周りが空気の排出口になっています。
スイッチ部分の機能はシンプルに5種類です。でも実際に使用するのは4つのみ。
- 左上:ファン速度。『Sleep』『Low(低)』『High(高)』の切り替え。
- 右上:タイマー機能。『1・4・8時間』『0時間(取り消し)』の切り替え。
- 左下:ライト機能。青く光る本体下部ライトのオン・オフ切り替え。
- 中央:電源。本体の電源オン・オフ切り替え。
- 右下:フィルター交換通知機能。フィルターの交換が必要になると点滅する。
操作もタッチするだけで簡単です。左上のファン速度を1回押すと『Low(低だけど一番ちょうどいい)』になっているのも快適でした。
あとはフィルターなどを装着するためにまず最初に開かなくてはいけない裏ブタ。
上部にある施錠マークで分かるかと思いますが、右側にひねってフタを開けることができます。
しつこいですが、この通り未開封のフィルターが入っているので開封してから同じ場所に装着です。(フタを閉める時は結構強めに押し込んで左にひねる感じ)
最後に後ろ側も確認。ケーブルコンセントの長さは実際に測ってみると約1.8mでした。
コチラも正面と同様に、汚れた空気を吸収してくれる穴になっています。
風の強さを分かりやすく確認
ファンの速度は『Sleep』『Low(低)』『High(高)』の3段階。
少し表記がわかりづらく「スリープとLowの違いって?」と思ったので、シンプルにティッシュペーパーを裏側からテープで貼り付けて試してみました。
『Sleep』
まさにスリープといった感じ。ティッシュが少しだけふんわり浮かぶほどの強さでした。
音の大きさは部屋が無音の状態で微かに駆動音が聞こえる程度で、他にエアコンやストーブなどが付いていたら「ほぼ無音」と言っていいレベルだと思います。
『Low(低)』
3段階の中間レベルなので「結局は “中” なんでしょう?」と思っていましたが、手を当ててみたりティッシュを見るとしっかり「低」でした。
音は距離が近いと稼働しているのが分かるくらいの大きさ。距離が離れているとほぼ聞こえないほどのレベルでもあります。
『High(高)』
これは本当に “高” でした。「今すぐ部屋を綺麗にしたい」といった時に使うモードかなと思います。
小型とは思えないほどのパワフルさで、音は掃除機レベルとまではいきませんが結構な激しさ。
「むしろホコリを撒き散らしてないか!?」と不安になりましたが、不思議と僕のアレルギーセンサーも反応しませんでしたので本当に綺麗な空気を排出しているのかなと思います。
最初にみた時は3段階の表記に違和感を感じましたが、使ってみると確かに「超低・低・高」でしたね。。
TaoTronics TT-AP006:レビュー
結構使ってみましたが、めちゃくちゃいいですねコレ!
まず使用感を語るうえで参考になればとカンタンに自分の環境をまとめますが…
といった感じ。
ガスストーブって本当に部屋全体をすぐに暖かくしてくれる優れものなんですが、部屋がどうしてもガスっぽく重い空気になっちゃうんですよね。
ですが使っていると「いつものガスで体が重くなる感覚がない…。しかも1日数回は絶対していたクシャミもピタッと止まってる。」と喜び&ショックでした。
わざと料理を自室で食べてみたけど、臭いも残らないし…。
(もちろんきちんと換気することは大事ですが、それほどの効果を実感しました。)
少し気になったのは、自分の周りのほこりなどを清浄してほしいので至近距離に置いていましたが、ひんやりとした空気が流れてきてほんの少し寒いくらい。当然かもしれませんが!
電源を付けるとライトが必ず光る
この空気洗浄機は電源を付けると、強制的に下部のライトが目に悪そうな強い青色で光りだします。
正直なところ光らせる意味をあまり感じられませんし、なるべく寝る前はブルーライトって避けたくありません?
必要さを感じたときに自分でスイッチを押してから光ってほしくて、起動するたびに毎回ライトをオフにする作業から入るのは少しめんどうかな~と思ってます。
(スイッチを押す度に「ピー」という音も鳴りますし)
やっぱり手動の空気清浄機は快適
シンプルに「空気を検知して自動で清浄するタイプではない」という点が、やっぱり使いやすくて良いですね。
これはどういうことかと言いますと… 以前は某大手メーカーの空気清浄機を使っていたのですが、それは「綺麗な状態の空気を登録し、それから汚れを検知すると自動で清浄してくれる」というもの。
一見便利そうにも思えますが、かなり問題がありまして
- 「いや、綺麗な状態の登録とかいいから今すぐに消臭したいんだけど!」
- 「じゃあ既に汚い部屋なら現状維持になるだけで、綺麗にはならなくない?」
- 「分かるけど、前を歩いただけで洗浄開始されるとちょっとショック…。」
…といったストレスが結構ありました。
「別に最近のモデルは自動・手動を選べるのが多い」と思うかもしれませんが、無駄な機能がない分安くなってる方がいいとも思います。
必要な人が多いけど意外と付いてない『タイマー機能』はバッチリ搭載してるしね。
余談で他の空気清浄機だと「水をいれて加湿することができる機能」を搭載しているものがありますが、水の扱いが難しくメンテナンスの手間もかかるのでコチラも無くていいと思います。
底に残った水が汚くなって生乾きのような臭いで排出される → それを自分で清浄する… といった謎のループになりがちなんですよね。(加湿器の手入れを怠ったことがある人なら分かるはず)
『TaoTronics TT-AP006』をまとめると… ライトなどの必要性を感じない機能はありましたが、余計な機能を省きつつコンパクトにまとまっている高性能の空気清浄機という結論でした。こりゃ良い!
TaoTronics TT-AP006:まとめ
- コンパクト&パワフルな空気清浄機。
- 3層のフィルターで99.97%の微粒子を除去。
- タイマー機能搭載で快適に使用できる。
タイマー機能だけじゃなく静音性の高い風力も搭載しているので、睡眠時にもバッチリ使える空気清浄機。
ウイルス対策にも良いけど、消臭もしてくれるから本当に快適!
『TaoTronics TT-AP006』のレビューでした。
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