今回は『e元素 メカニカル式ゲーミングキーボード』(赤軸)をレビューしていきます!
メカニカルスイッチを採用しているに低価格ということで、ちらほら話題になっている『e元素』
高品質なキーボードの半額レベルなので、半信半疑で性能を確かめるために購入してみました。
確かに安っぽさは少し感じるんだけど、これ大当たりでは?
そんなe元素の使用感をまとめると以下の3点になりました。
- 安いのにしっかり使える
- 人によっては少し慣れが必要なキー配列
- 滑らか&静かな赤軸が使いやすい
様々なゲーミングキーボードと比較しながらレビューしましたので、ぜひ参考にしていただけると嬉しいです。
e元素 ゲーミングキーボード:概要
製品名 | 『e元素 メカニカル式ゲーミングキーボード』 |
型番 | Z88 |
サイズ | 横310 × 縦123 × 高さ37mm |
ケーブル | 1.8m |
重量 | 748g |
キースイッチ | OUTEMU(赤軸・茶軸・青軸) |
スペックなどは上記の通り。キースイッチは定番のCHERRY MX製ではなく、安価なOUTEMUスイッチを採用しているので価格が抑えられています。
ちなみにe元素の読み方は「いーげんそ」ではなく「いーようそ(E-YOOSO)」らしいです。YOUSOですらなく。
今回紹介している81キーではなく、若干大きいテンキーレスサイズのe元素キーボードもあるので気になる方はチェックしてみてくださいね。『日本語配列』はこちら。
開封:付属品の確認
まずは開封して付属品をチェック。
シンプルなダンボールのパッケージで、開けるとキーボード本体と付属物がプチプチで包まれています。
- USB Type-Cケーブル
- キーキャップを外す道具
- キースイッチをキーボードから外す道具
- スペアのキースイッチ5つ
低価格帯なのにオマケまで充実していました。高級なキーボードでもスペアの軸をここまで付属しているものは珍しいですね。
軸のパーツが折れている物もありましたが、ただ曲がっているだけのようなので指でググっと直して無事に使うことができました。
USB Type-Cケーブルが着脱可能になっているのも嬉しいポイントです。
外観:白でまとまったテンキーレス
『e元素 メカニカル式ゲーミングキーボード』の外観をチェックしていきます。
『81キーサイズ』はテンキーレスキーボードの機能をギュギュっとまとめた横幅が特徴的で、他のキーボードと比べてみても約4.8cm(キー2個分以上)の差があります。
60%キーボードになると上のF1~F12キーまでなくなるので、e元素は絶妙にちょうどいいサイズになっていますね。
本来右上にあるHOME・ENDキーが右下の十字キー上にビッチリと入り込むことによって、省スペースと多機能を両立させていて素晴らしい。
裏面は、白くシンプルでかわいいデザイン。
ケーブルは中央と左右から出せるようになっているので、PC本体を左右どちらに配置していても配線で苦労することはありません。
着脱可能なので片付けもカンタンです。端子はType-Cなので別製品を使うことも可能。
付属のケーブルはむりやり挿し込んで使えますが、別ケーブルを使う際にType-C側の頭が大きいものだと使用できない製品もありそうです。(挿し込み口からケース縁までが狭いので、斜めにケーブルを挿し込むのが意外とギリギリ)
1段階ですが、スタンドもバッチリ付いているので必要な機能は大体揃っていますね。
高級キーボードと比べてしまうと触り心地や細かい部分の安っぽさが気になりますが、キーの機能を含めて裏面の構造・滑り止めもバッチリで低価格キーボードとは思えないほどのクオリティになっていました。
e元素 ゲーミングキーボード:気になる部分
『e元素 メカニカル式ゲーミングキーボード』が低価格ということもあるので、複数あった気になる部分をまとめてみました。
まずは外観の話になりますが、少しねじ部分が見えすぎかな~と。
良いキーボードでネジが見えないのは当たり前のように感じますが、どれもネジが見えづらい構造になっていたり工夫されているんだと実感します。
付属のケーブルも「掃除機かな?」と思わせるほどのねずみ色で、ダサさが少し気になりました。
これは着脱可能なので、どうしてもという場合はType-Cの他のケーブルを使用することで解決はできます。
あとはシンプルに英語配列の特徴でもありますが、キーボードの横幅がコンパクトなのに対してスペースキーが約11.5cmとかなり大きめ。
大体マウス一個分でした。スペースキー左右に「変換」「無変換」キーはありませんので、普段から使用している方は注意してくださいね。
基本的にスペースキーは約8cmくらいだよね。大きい方が使いやすい場合もあるとは思うけど。
気になるというほどでもありませんが右側にCtrlキーがなかったり、機能がギュッと詰まった配列なのにも一応注意。
一番右に使い慣れていない列が追加されることによってキーの位置感覚が少しズレてしまうので、慣れるまではタイプミスをする可能性もあります。
安いからといって、普段から「日本語配列キーボードに慣れきっている方」がいきなり使おうとすると苦労するかもしれませんね。
e元素 ゲーミングキーボード:レビュー
『e元素 メカニカル式ゲーミングキーボード』のキースイッチは一般的に採用されているCHERRY MX製ではなく『OUTEMU』製の物が使われています。
そのスイッチの違いがこのキーボードの安い理由でもあると思うので不安でもあったのですが、めちゃくちゃ使いやすかったので良い意味で裏切られました。
- キースイッチ:OUTEMU(赤軸)
- アクチュエーションポイント:2.0mm
- 押下圧:45g
- 耐久性:5000万回
クリック感がなく滑らかな押し心地で、CHERRY MXの赤軸より底を叩いてる感が抑えられているのもいいです。
少しバネ音はカーンと響きますが、軽めのコトコトといった感触が気持ちいい。
横長のスペースキーなどを叩いても嫌なカシャカシャ音が少なく、Lubeかは分かりませんがツヤツヤになっているので手が加えられていることが分かります。
商品ページにも特に記載がなく、高価なキーボードでもあまり見られない加工なので少し驚き。
機能面はコンパクトなテンキーレスサイズですがFNキーなども搭載されているので、ゲーム中にもマウスを使わずにメディアの操作ができます。
ほぼ60%キーボードのようなサイズなのに不便さを感じず、F1~F12キーがあるので普段使いでも快適です。
そしてPCを使わずにバックライトのモードを設定することができるのが便利で楽しかったり。
アマゾンレビューで「コイル鳴き(電気が通る不快な音)に注意!」のようなレビューがありましたが、自分は最高の明るさ・速度で全ライトパターン試して特に問題はありませんでした。
「気になる部分」をまとめたりしましたが、その内容を含めてもコスパの素晴らしいゲーミングキーボードだと思います。
e元素 ゲーミングキーボード:まとめ

- コンパクト&多機能でゲームとの相性も良い。
- 人によっては慣れる必要があるキー配列。
- 安い理由でもある「気になる部分」は許容範囲。
- 赤軸の滑らかさ・静かさが良い。
安いのにしっかりしてるなぁ~というのが率直な感想です。
ゲーミングキーボードに求めている要素がたくさん詰まっているので、このキー配列でも問題ないって方にはかなりおすすめ。「初メカニカルで感覚が知りたい」という方には十分すぎるほどの性能かなと。
この配列は慣れが必要って言うけど、ゲームに使うなら全く関係ない部分でもあるね。
『e元素メカニカル式ゲーミングキーボード』(赤軸)のレビューでした。
コメント
コメント一覧 (14件)
潰れやすいですかね?
弾力性という意味でしたら、シンプルな赤軸なのでキーを押した後にすぐ戻ってきます!
全体的に安っぽさは少し感じられますが、スイッチ面がすぐに壊れて反応しなくなる~といったことも特にはありませんね。
非常に分かりやすく解説してくださりありがとうございます!
こちらこそ、嬉しいコメントありがとうございます!
記事拝見しました。
記事拝見しました。
以前、e元素の購入を考えていたのですが。赤軸で押下圧が60mmということで買い控えました。
こちらの記事では45mmとなっているのでamazonの記事を引用します。
———- amazonより—————-
【レッドスイッチ採用】滑らかで軽いキータッチでクリック感のない直線的なストロークタイピング。打鍵レスポンスは非常に軽く、タイピング音も静かです。バネ圧は60±1.5gで、 0.08 ± 0.02 インチ (2.0 ± 0.6 mm) のキーストローク。
記事を読んでいただきありがとうございます!
こちらの数値は作動点(キーを押して入力される場所)に届くまで必要な重さとして記載しています。
再確認のため実際におもりを乗せてみましたが、むしろ45gに満たないほどでキーが入力されました。
たしかに「バネ圧60g」の通り、キーがしっかりと底まで沈むまでは約60gのおもりが必要でしたが、滑らかになっていて最後の数ミリが反発強めなので仕方ないです。
45gで2mmほど押し込めば入力されるシンプルなスイッチなので重い部類ではないと思いますよ。
コメント失礼します。
JISキーボードとUSキーボードの配置の差なので、PC側の設定でUSキーボードを選択すると印字通りに出力されますよ!
コメントありがとうございます!
こちら修正させていただきました。
xbox series sにも対応してますかね?
申し訳ございません、Xbox Series Sを持っていないので確実な情報はお答えできません…。
ですがTwitterなどで調べてみたところ、Xbox Series Sはキーボードとマウスに問題なく対応しているということや、USBなどの外部ポートが同じ設計になっている『Xbox Series X』ではe元素のキーボードが使用されている写真がありました。
かなりの推測ではありますが、おそらく使えると思います。
US配列のキーボードには右CTRLなんてないのがほとんどでは?
私はUS配列に慣れすぎてて、日本語配列のほうに違和感があります。
なお、中国製のキーボードって特記されてない限り基本的にUS配列だと思う。
自分の手持ちやAmazonで確認してみたりすると、ゲーミングキーボードの場合キー数が60~80台&US配列の物でも右CTRLが付いているキーボードが多いな~と思ったので一応記載してみました。
そしてレビューなので「普段日本語配列を使ってる方」にも気付いていただけるような記事作りを意識しています。
「特殊なキー配列」「慣れが必要」などはちょっと言い過ぎましたかね?
コメントありがとうございました!参考にさせていただきます。
こんにちわ
非常にわかりやすく見やすい記事でとても参考になりました
画像が見やすくて理解しやすい記事だと思いました
配列に関してですが日本語配列とUS配列の違いではないかと思われます
US配列はスペースやバックススペース、エンターが長くて日本語配列とは異なります
パソコン等のキーボードの言語設定をすればキーボードの印字通りにタイピングできるようになると思います
匿名さん
嬉しいコメントありがとうございます!!
そして自分の知識不足でご迷惑をおかけしました…。
「気になる部分(キー配置)」につきましては、追記といった形で修正させていただきました。