【2023年】薄型のメカニカルキーボードおすすめ3選!疲れにくい高さで快適に使える。

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【2023年】薄型のメカニカルキーボードおすすめ3選!疲れにくい高さで快適に使える。

薄型のメカニカル・ゲーミングキーボードのおすすめ3選と、特徴について解説します。

ただ薄いだけじゃなく、入力の反応・手の疲れにも影響のある薄型メカニカルキーボード。

ゲーム・普段使いでも使いやすくパームレストも必要ないんだよね。

ということで、この記事の内容をまとめると以下の2点になります。

一応ですがノートパソコンのように薄いキーボードは、メカニカルではなく『パンタグラフ』というスイッチなので今回の解説・紹介には含まれていません。

様々なメカニカルキーボードと比較しながらまとめましたので、ぜひ参考にしていただけると嬉しいです。

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薄型メカニカルキーボード:特徴の解説

キーが浅いことによるメリット

まずは、キーボードが薄型であることのメリット・デメリットをまとめました。

上から順番に解説していきます。
 

キーが浅いことによるメリット

そもそもキーストローク(キーを押した底までの距離)が短いことで得られるメリットが以下の2つ。

  • 単純に作動点(キーを押して入力されるポイント)に到達してから、残ったストロークを押すという無駄な動きが少なくなる。
  • 動きが減るということは、キーを「押す」だけではなく「戻る」速さにも影響する。

このようにゲームなどで有利になるだけではなく、シンプルに普段の使いやすさにも影響するんです。

細かい数値を含めて、少し深掘りしていきますね。

薄型のメカニカルキーボードの比較(赤軸と銀軸)
軸の種類低背赤軸ていはいあかじく
(ロープロファイル)
銀軸ぎんじく
(CHERRY MX)
タイプリニアリニア
ストローク
(上から底までの距離)
3.2mm3.4mm
作動点さどうてん
(反応する部分)
1.2mm1.2mm
押下圧おうかあつ
(指にかかる重さ)
45g45g

キーの反応が速いスイッチで、薄型の軸と普通の軸を比較してみました。これからゴチャゴチャ計算しますが、要するにロープロファイルの方が0.4mm無駄がないってだけです。

まず低背赤軸を実際に押したのを想像すると、「キーを押し込んで1.2mmで入力、3.2mmで底に到達」するので余分な距離が2.0mm(3.2mm – 1.2mm)。

そして帰りで作動点は関係ないので、ストロークをそのまま足して(2.0mm + 3.2mmなので)5.2mmという長さ。

ややこしいけど、1回キーを「押し・戻す」から余分な距離が5.2mmになる。


それに比べて「普通なサイズでトップクラスに反応が早い」銀軸は3.4mm – 1.2mmなので、こちらも同じ計算をすると余分な距離が5.6mmほどになりました。

……差はわずか0.4mmという結果でしたが、指の感覚においては数ミリの違いでも感じられるので重要。無駄な動きが少なく、打鍵のテンポが速くなるのは「薄型メカニカルキーボード」のメリットです。

(押し心地やバウンドの調整もあるので余分な距離が“完全に無駄”とは限りませんが、差を数値で表してみました)

パームレストが必要ない

色々な種類のパームレスト

キーボードの高さ・使い方によっては「パームレスト」が必要になる場合がありますが、薄型メカニカルキーボードの場合は必要ないです。

薄型のメカニカルキーボードのMajestouch Stingrayとパームレスト
高さ最大4cm
薄型メカニカルキーボードとの比較で5cmのキーボードにパームレストを使用
高さ最大5cm

そして同じメーカーのキーボードを使っていても以下のように感じたり。

  • 最大の高さが4cmだと、パームレストがいらない
  • 最大の高さが5cmだと、パームレストがいる

キーボードは長時間続けて使うことが多いので、1cmほどの高さでも手首の疲れに大きく影響するんですよね。

「高さの差は1cm」と言われると少なく感じますが、薄型キーボードを使っている状態から手首を固定して1cmほど指を浮かしているだけで地味に辛さが伝わってきます。普段は無意識に負荷をかけてることが分かる。

「わざわざ高さのあるキーボード」を使って、わざわざパームレストで補助をすることにも疑問を感じるかも。

もちろんデスクの材質によっては手首が痛む可能性もあったりと個人差・環境次第ではあります。ただ基本的に薄型キーボードは手首に優しいので、長時間の使用にも向いている形状です。

クッション性が少し失われる

薄型のメカニカルキーボードはクッション性が少し失われる

リニアタイプなどの滑らかなキースイッチを使ったとしても、薄型の場合は「単純に軸のバネが短くなる」「底打ち感が強くなる」といった理由でクッション性が少し失われます。

もちろん薄型スイッチにも滑らかさはありますが、気持ちよくバウンドする感覚はどうしても弱くなりがち。

Majestouch Stingrayのキーを押す

打鍵音に関しても「薄いと雑音が少なくなる」という良さはありますが、ペチッとした薄さが伝わる音は大きくなります。

これまで紹介してきた薄型だけのメリットを得るためには仕方のない部分でもあるので、どの要素を重視しているかで判断すると良いですね。
 

薄型メカニカルキーボード:おすすめ3選

薄型メカニカルキーボードのおすすめ3選

それでは、薄型のメカニカル・ゲーミングキーボードで「これは良い!」と感じたおすすめ3選を紹介していきます。

おすすめの薄型メカニカルキーボード

  • Logicool G913
    多機能・高性能・超静音の薄型キーボード。テンキーの有無や無線・有線を選べるのも強み。
  • FILCO Majestouch Stingray
    1.2mm押すと反応するのに誤入力が起きづらい硬さ。ゲームでも大活躍の薄型キーボード。
  • ROCCAT Vulcan TKL
    デザインが優れていて反応速度も優秀。特にLEDバックライトが素晴らしい。

詳しく知りたい場合は個別のレビュー記事に打鍵音などもありますので、ぜひ参考にしていただけると嬉しいです。
 

Logicool G913

薄型メカニカルキーボード Logicool G913の正面

とても高級感のあるデザインで、多機能・静音性の高い薄型ゲーミングキーボード『Logicool G913』です。

有線より反応が速いと言われているロジクール独自の『LIGHTSPEED(ライトスピード)』でワイヤレス接続をしているので、安定感は文句なしの性能。

充電中は有線としても使えるし、Bluetooth接続ではスマホとかも繋げられる。

薄型のGLスイッチが採用されていて、メカニカル感のある厚いノートPCのような独特の押し心地が楽しめます。

おすすめしている他製品よりペチッとした薄い打鍵感にはなってしまいますが、その分とても静音性が高く金属音やバネ音のような雑音が全くと言っていいほど鳴らないのも特徴です。

左端に1列並んでいるキーにマクロなどを設定することもできたり、このサイズ感なので当然ですがメディアコントロールボタンもあるので機能面はバッチリ。

薄型メカニカルキーボード Logicool G913のGL リニア(赤軸)

3種類のキースイッチから選択できて、サイズが大きいと思ったらテンキーレス版『Logicool G913 TKL』も出ていたり、色も黒と白から選べたり。

ワイヤレスには興味がないなら『Logicool G813』という有線モデルもあったりと、自分の好みに合わせて選べる点も優秀なキーボードです。

▼ Logicool G913のレビューはこちら

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FILCO Majestouch Stingray

薄型メカニカルキーボード Majestouch Stingrayの正面

Cherry MX Low Profile Red(低背赤軸)が採用されている薄型メカニカルキーボード『FILCO Majestouch Stingray』です。

このキーボードの何がスゴイのかと言うと、反応が良いことで定評のある銀軸と同じ作動点の1.2mmにもかかわらず、軽いタッチでも反応しない(誤入力が起きづらい)ところ。

普通の銀軸だと誤入力祭りだけど「キーの上に指を置いて文字を考えられる」レベル。

それだけではなく薄型であることのメリットでも解説したように、キーを「押す」だけではなく「戻す」速さにも影響するので、操作の忙しいゲームとの相性も抜群です。

赤軸といえば柔らかい感覚を想像していたので最初は「あれ、重いし硬くない?」と思っていたのですが、使えば使うほど絶妙な打鍵感の中毒になりました。

薄型といってもペターンとなり過ぎてる感じでもなく、赤軸特有の滑らかさが指で感じられるバランスも優秀。

現在はさらに反応の速い『低背銀軸』が選択できたり、キーキャップの印字・キーボードのサイズも選ぶことができるので、気になる方はチェックしてみてください。

▼ FILCO Majestouch Stingrayのレビューはこちら

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ROCCAT Vulcan TKL

薄型メカニカルキーボード ROCCAT Vulcan TKLの正面

LEDバックライトが際立っている薄型デザイン&Titanスピードスイッチリニア(赤軸)が採用されている『ROCCAT Vulcan TKL』です。

高さは3.6mmほどなので少し薄型感が弱くはありますが、平均的な5cmほどのキーボードと比べるとしっかり薄さを感じられるのでチョイス。

薄型メカニカルキーボード ROCCAT Vulcan TKLを横から見てTitanスピードスイッチを確認

キーの高さは一番ありますが、入力の作動点においては今回紹介している3選の中で真ん中ほどの速さになっています。(G913 1.5mm、Vulcan 1.4mm、Stingray 1.2mm)

打鍵感は赤軸なので滑らかですが、底まで叩いた時のクッション性はあまりなく少しタイプライターに近い機械的な押し心地が感じられました。

キートップが中央に湾曲してるのもあって、使用感は素晴らしい。

全体的に使いやすく良デザインで高級感もありながら、近いゲーミングキーボードの中では価格が安い方なので「薄型キーボードを試してみたい」という方に是非おすすめです。

ROCCAT Vulcan TKLのレビューはこちら

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薄型メカニカルキーボード:まとめ

【2023年】薄型のメカニカルキーボードおすすめ3選!疲れにくい高さで快適に使える。
  • 手首が疲れず、パームレストも必要ない
  • 押したときのクッション性が少し失われる
  • キーを「押す」だけじゃなく「戻す」速さにも影響する

普段使いやゲームでも活躍してくれる薄型メカニカルキーボード。

正直たくさんの中から選ぶほど薄型の種類がないのでメジャーどころを買い漁ってみましたが、やっぱり良い物は良いという結論でした。

個人差があるとは思いますが、腱鞘炎がちな自分の手首でも薄型キーボードを使っている時は痛みが軽減されているので、デザイン・反応速度以外の部分でもメリットを判断していただければと思います。

何に対してもめちゃくちゃ使いやすいから、もっと薄型スイッチを採用してほしい。

「薄型キーボードの特徴」と「薄型のメカニカルキーボードおすすめ3選」の紹介でした。
 

今回紹介した薄型のメカニカルキーボード

  • Logicool G913
    多機能・高性能・超静音の薄型キーボード。テンキーの有無や無線・有線を選べるのも強み。
  • FILCO Majestouch Stingray
    1.2mm押すと反応するのに誤入力が起きづらい硬さ。ゲームでも大活躍の薄型キーボード。
  • ROCCAT Vulcan TKL
    デザインが優れていて反応速度も優秀。特にLEDバックライトが素晴らしい。
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