この記事では「キーボードを選ぶ際に注意するべきポイント」&「PC音ゲーにおすすめのキーボード5選」を 紹介していきます!
実はおすすめされているゲーミングキーボードの上位の物を使ってみても、音ゲーだと使いづらいな・・ってことが結構あるんです。。


ということで、『音ゲーに重要な要素』をまとめてみると…
- キーの反応速度
- 複数キーの同時押し
- 縦連などの押し心地(指への吸い付き、一定のリズムで指を進められるか)
このような内容になりました。
上記の要素を意識しつつ日課の音ゲーをやりながら、しっかりとキーボードの使用感を確かめましたので参考にしてもらえると嬉しいです!
音ゲーに適したキーボードの判断基準

音ゲーに適したキーボードを選ぶうえで、頭に入れておいた方がいいポイントをザックリとまとめました。
こちらの3点を上から順番に解説していきます!
音ゲーに限らず、『ゲーミングキーボードの選び方』が知りたいという方はコチラの記事もぜひぜひ。

様々なキースイッチの違い

もちろんどのキースイッチでも叩けないなんてことはありませんが、反応速度や押し心地でかなり違いがあります。
今回はメカニカルキーボードの軸(キースイッチ)を中心におすすめを選んだので、その他のパンタグラフ型・メンブレン型は入っていません。
そしてメカニカルスイッチの中でも、ザックリと3種類のタイプに分かれていたりします。
- リニア:クリック感がなく滑らか。
- タクタイル:若干のクリック感でコリッとした感覚。
- クリッキー:カチカチとしたクリック感。
さらに分類すると、もうめちゃくちゃな種類になってしまうので省略しますが…






難しく考えずに、上記の画像にまとめた特徴を簡単に知ったうえで、ランキングを見ていただければと思います!
(反応速度の良さや多くの人に好まれやすい赤軸などはリニアタイプ。今回1位で紹介している銀軸も同じです。)
【関連記事】メカニカルキーボードの軸って何?
キーの同時押し(ロールオーバー)
音ゲーではかなり重要になってくるのが「複数キーの同時押し」です。
メカニカルキーボードだと高価な物ばかりなので、しっかりとした構造でキーロールオーバー(複数キーの同時押し)が対応されていますが…
メカニカルではないキーボードや、安物のメカニカルキーボードを選ぶと同時押しに反応しなかったりブレることがあります。

なのでキーボードの購入時には、「〇(8以上の数字)キーロールオーバー」や「N(全て)キーロールオーバー」という記載があるモノをおすすめします。
正直、お値段の高めの物を使う場合は気にしなくても良い要素なのですが、安心して超複数のキーを同時押ししたい場合には「PS/2アダプタ」を使用することで全てのキーを同時押しすることも可能。

PS/2アダプタをUSBに装着
今回紹介しているキーボードでも『FILCO』というメーカーの物だと、付属品で付いてくることが多いです(全てかも?)
いくらタイミングよくキーを叩いても、反応がブレるときは少しキーボードを疑ってみてくださいね!
今回のおすすめ5選には(メカニカルスイッチではないので)入れていませんが、全キー同時押し可能・低価格・押し心地が良いという三拍子の揃った… ビット・トレード・ワンのキーボードもかなりおすすめです。
キーボードの角度も意外と大事
そして意外と大事なのが「キーボードの角度」です。

ほとんどのキーボードは元からスタンドが付いていると思いますが、角度が1段階のみだったり、自分の手に馴染まずに連打がしにくい角度だったり。。

そういった場合はパームレスト以外にもキーボードスタンドを検討するのもかなり効果アリなんです。

どのキーボードにも大体同じような角度を付けることができる優れものなので、複数のキーボードを使っていても角度に差が生まれづらかったり…
僕を含め、平らなキーボードが苦手な人の救いになってくれます。
<左:未使用 右:使用>


PC音ゲーにおすすめのメカニカルキーボード
それでは、PC音ゲーにおすすめのメカニカルキーボードをランキング形式で紹介していきます!
- 『Razer BlackWidow Lite』(5位)
角度がハマれば使いやすいオレンジ軸。タクタイル感でリズムが取れる。
- 『Logicool G610BL』(4位)
家でも豪快に叩いてゲーセン感覚が味わいたいなら青軸。性能面はバッチリ。
- 『HyperX Alloy Origins Core』(3位)
全く雑音のしない、かなり滑らかな赤軸。軽い押し心地で指が疲れない。
- 『FILCO Majestouch Stingray』(2位)
薄い赤軸採用のダークホース。上級者が縦連に悩んでいたらコレで解決。
- 『Corsair K65 RAPIDFIRE』(1位)
定番のコルセア×銀軸。使いやすさ・反応に優れていて、テンキー付きも選べる。
それぞれのキーボードは全て実際に使用していて、個別のレビュー記事もありますので、ぜひ参考にしていただけると嬉しいです!
5位:Razer BlackWidow Lite

Razer独自のキースイッチ「オレンジ軸」が採用されているメカニカルキーボードです。
分類すると茶軸と同じタクタイルタイプになっていて、若干のクリック感でコリッとした押し心地なので音ゲーだとリズムが取りやすいんです。
そのコリッとした押し心地と重さが合わさって、普通に音ゲーで使っている分には「なにコレ使いやすい!」と思うのですが…
高難度の忙しい状態になると急に、キーが戻る速さ・指の疲れ的に限界を感じましたw

キーボード自体のクオリティは高く、高難度ではない曲だと普通に楽しめるので少しだけ惜しい(5位)といった感じです。
▼ Razer BlackWidow Liteのレビューはこちら

4位:Logicool G610BL

クリック音が大きいことで定評がありますが、環境さえ整っていれば最高なCherryMX Blueスイッチで構成されています。
しっかりクリック感があるので、カチカチやりまくるのはゲーセンで音ゲーをやっている感覚にもなれて結構楽しいんですよねw

Logicool専用ソフトウェアを使うことで、音ゲーで叩くボタンのみをLEDバックライト(G610は白色のみ)で光らせることができるのも絶妙に便利。
このキーボードはもうカチカチというより「ザクザク」というしっかりしたクリック感ですが、軽めの「サクサク」とした感覚が好みなら『G PRO X』もかなり良いと思います。
どうせ使うなら、G610のようにザクザクと豪快に叩くのが楽しいのでおすすめです。

3位:HyperX Alloy Origins Core

他ゲームで使うと最強ポジションで、音ゲーでも使いやすくて良いと思うのですが少しだけ欠点がありまして…
リニアタイプの独特な、叩くと滑らかさに指が吸い込まれる感じ。
激しい連打や、片方の手で指を交互に連打させる動作がやりづらいと感じる時がありました。

叩き方や、曲の譜面にもよるので判断が難しい部分なんですけどね。
それ以外は… 正直カンペキだな~と思ったゲーミングキーボードです。

2位:FILCO Majestouch Stingray

使用されている「Low Profire Red」は低背赤軸と言われたりしていて、よく使われている赤軸の高さが70%ほどになっているキースイッチ。

このスイッチが本当にゲームとの相性が良いんです。。
作動点(キーを押し込んでから反応する部分)が1.2mmになっていて、本来ならちょっと触れるだけで反応してしまう浅さなのですが…
押し心地が少し硬いので、誤入力が起きづらいという素晴らしいメカニカルキーボードになってます。

スイッチ自体の浅さも重要でして、その分 “長押しからの復帰が速い” ということでもあるので長押しノーツから「指を離したいッ」と思った直後に離せる構造は音ゲーとの相性バツグン。
音ゲー上級者の方で「縦連で指は動かせてるけど、キーボードが追いついてくれない…。」という人にめちゃくちゃおすすめです。
▼ Majestouch Stingrayのレビューはこちら

1位:Corsair K65 RAPIDFIRE

別名「Speed軸」の名の通り、押してからの反応が本当に早いです。

クリック感もなく軽めなので、プレイ中に疲れを感じることもありませんでした(連続プレイにはかなり大事な要素)
こちらも作動点が1.2mmという浅さになっていて、本当に軽いタッチで反応してしまうので誤入力に注意するくらいです。
でもその反応の敏感さも利用するべきだと僕は思っていて、ふわっと曖昧にキーを叩くことをなくす練習にもなるので地力が付くようになります。
- 反応が本当に早い。
- テンキーがないので両手がセットしやすい。
- 音ゲーで叩くボタンのみをLEDバックライトで点灯できるので指をセットしやすい。
- ゲームモード機能を使うことで誤入力を防止することができる。
こんな細かい部分も相性が良いな~と思いました!
誤入力に関しては使っていたらすぐに慣れますし、精度が露骨に上がるきっかけになったおすすめのゲーミングキーボードです。
▼ Corsair K65 RAPIDFIREのレビューはこちら

1位.銀軸について:テンキーの利用もアリ

音ゲーをやっている方を探して参考にしていたのですが、あえてテンキーが付いている方の銀軸コルセアを使用している方もいます。
레밀레기(REMILIA)さんという方は、DJMAXをプレイ時に4~6キーの場合はキーボードの左側のみ、8キーの場合は右側のテンキーも使うといったプレイスタイルのようですね。


※DJMAXで新曲が出る度に最高難易度をすぐにPERFECT PLAY(精度100%クリア)したり、 ノスタルジアの2018 KACで優勝されている方です。

FPSなどのゲームでフルサイズのキーボードは少し煙たがられていますが、音ゲーでキーボードを選ぶ際にはテンキーがある物も普通にアリということをお伝えしたかったんです。
ガチで音ゲーをやるつもりで8キーの難易度に手を出すことも考えているなら、最初からフルサイズのキーボードを選択肢に入れておくのも良いと思います!
PC音ゲーにおすすめのメカニカルキーボード:まとめ

- 入力の反応で言うと銀軸が最強。
- もちろん、他の軸でも楽しむことはできる。
- 1位・銀軸以外のキーボードを使って精度100%の人もいる。
いかがでしょうか!
結局、反応速度が優れているキーボードを褒めるための記事みたいになってしまいましたが… 数フレーム単位の精度を求める “音ゲーがメイン” ということでこのような順位になりました。

それぞれの叩き方、やる音ゲーの種類、軸は同じでもキーボードの違いなどもあると思うので、この記事が少しでも参考になれば嬉しいです。
ここまでご覧いただき、ありがとうございました!
この記事で紹介したキーボードまとめ
- 『Razer BlackWidow Lite』(5位)
角度がハマれば使いやすいオレンジ軸。タクタイル感でリズムが取れる。
- 『Logicool G610BL』(4位)
家でも豪快に叩いてゲーセン感覚が味わいたいなら青軸。性能面はバッチリ。
- 『HyperX Alloy Origins Core』(3位)
全く雑音のしない、かなり滑らかな赤軸。軽い押し心地で指が疲れない。
- 『FILCO Majestouch Stingray』(2位)
薄い赤軸採用のダークホース。上級者が縦連に悩んでいたらコレで解決。
- 『Corsair K65 RAPIDFIRE』(1位)
定番のコルセア×銀軸。使いやすさ・反応に優れていて、テンキー付きも選べる。





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